良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
吉高由里子さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」。8月4日に放送された第30回「つながる言の葉」では、娘の賢子(福元愛悠ちゃん)に学問を身に付けてもらいたいと厳しく接するまひろ(吉高さん)と、孫を甘やかす為時(岸谷五朗さん)という構図が成立していた。「じいじの役って実は初めて」という為時役の岸谷さんが「為時から見たまひろと賢子」について語った。
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第30回では、まひろの夫・宣孝(佐々木蔵之介さん)の死から3年後が描かれた。
まひろは、四条宮の女房たちに和歌を教えながら自作の物語を披露し、都中で話題になっていた。家では、賢子に文字の書き方を学んでもらいたいと厳しく指導するが、賢子は祖父の為時に甘えてばかりで、学問はなかなか身につかない。
そんなある日、賢子はまひろとおはじきがしたいとせがむが、物語を書きつづっていたまひろは、手が離せないことを理由に断ってしまう。どうしてもまひろと遊びたい賢子は駄々をこねるも、まひろに受け入れてもらえず、夜になると……。
賢子は、まひろの目を盗んであろうことか、物語が書かれた紙を燃やしてしまう。気づいたまひろは、為時やいと(信川清順さん)と何とか火を消し止めるが、一歩間違えれば、大惨事。当然、まひろは賢子をきつくしかり、賢子は為時の横で涙ながらに謝った。
岸谷さんは「今までの役の中で、おじいちゃん、じいじの役って実は初めてで。俺もどういう思いになるんだろうって実はすごく興味があって」といい、「小さい賢子ちゃんが現れたりするときに、とにかくとっても優しくなれるんですよね、おじいちゃんって」と明かす。
さらに「まひろに言ってきた厳しいことや惟規に言ってきた厳しいことを全部排除して、別人のようにただひたすら可愛がるという、これがやっぱりおじいちゃんなんだなってっていう」と実感を深めつつある岸谷さんは、「それで特別、まひろが(賢子に)厳しくしてる部分の、その大きなバックボーンには、学問というものの素晴らしさをまひろは知ってしまっている」とも解釈。
「その学問の素晴らしさを知っているから、それは絶対に子供には伝授しなきゃいけない、イコール厳しくなっていく。自分が勉強してこなかったから『しまった……』みたいな、そういう思いをさせたくないから勉強をさせるっていうパターンも、もちろんあると思うんですけど。共通して両者に言えることは、子供を愛しているから。まひろの場合は文学の素晴らしさを知っているがために、イライラしながら教えていくというタイプでしょうかね。その気持ちもとってもよく分かります」と語った。
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