全領域異常解決室
第7話 すべてお話します 物語はここから始まった
11月20日(水)放送分
俳優の倉科カナさん、毎熊克哉さん、渡辺謙さんが共演するNHKプレミアムドラマ「TRUE COLORS」が、2025年1月にスタートすることが分かった。本作は、東京・天草・イタリアを舞台に展開する大人のヒューマンラブストーリーで、原作は源孝志さんの「わたしだけのアイリス」(河出書房新社)。源さんは脚本と演出も手掛ける。
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倉科さんが演じるのは、高校卒業後に天草から上京し、ファッションフォト業界のトップフォトグラファーとして活躍する立花海咲。視力の低下に悩みながらも、18年ぶりに故郷・天草に帰郷するという役どころ。毎熊さんは、海咲の高校時代の親友・松浦晶太郎を演じ、渡辺さんは、海咲が嫌悪感を抱き続けてきた継父・辻村多一郎を演じる。
海咲(倉科さん)は、高校卒業後に天草から上京し、今はファッションフォト業界のトップフォトグラファーとして活躍している。イタリアのトップデザイナーからも厚い信頼を得て、その地位を確固たるものにしようとしていたが、視力の低下に悩まされている。海咲は大学病院での精密検査で思いもよらない疾患を告げられ、カメラマンとして致命傷となりかねない状況に直面する。そんな中、上京以来一度も会っていない妹から会いたいという便りが届き、18年ぶりに故郷。天草を訪れることになる。
そこで、嫌悪感を抱き続けてきた継父・辻村多一郎(渡辺さん)と遭遇し、過去の苦い記憶が蘇るが、高校時代の親友・晶太郎(毎熊さん)との再会をきっかけに、折れかけていた気持ちに光が差し始める。
ドラマは、毎週日曜午後10時にNHK BSとBSプレミアム4Kで放送。全9回。
海咲は故郷にいろいろなものを置きざりにして、フォトグラファーとして、そして一人の女性として東京で自分を築いて来ました。それが突然、失われ、時には激情し、ぶつかりながらも沢山の方々や自分と少しずつ向き合って行きます。あるシーンで『たまには立ち止まって、いま自分の立っている場所をしげしげと見つめてみるのも、悪くない』そんなセリフがあります。たくさん素敵なシーンがある中で私はこのセリフに尽きるなと感じていて、前や上をみて進むだけでなく、時には振り返ったり、足元を見つめてみる。あの頃とまた違った景色が見え、そしてまた新たなステージに立つような。失った先は喪失だけでなく、何かの芽吹きでもある。そんな希望のある作品です。また私の故郷熊本が舞台のこの作品で、海咲を通じて、もしかしたら私自身も立ち返り、向き合う機会になるかもしれないなと感じています。精一杯、努めさせていただきます。ぜひ、楽しみにしていただけたらうれしいです。
海咲の地元の幼なじみ晶太郎を演じます。色覚異常が悪化し十数年ぶりに天草に帰ってきた海咲をサポートしつつ、自らも彼女に影響されて新しい人生を歩み出そうとする役どころ。僕は色覚を失っていく感覚を知らないですが、自分という個が何色なのかわからない感覚は昔から知っていて、それは黒雲に覆われるような不安な気持ちにさせます。天草の海と空、晶太郎という役に身をゆだねて、定義できないような美しい色に出会いたいです。
この度、念願だった源孝志作品に出演することになりました。以前から機会があれば是非と僕が懇願していました。源氏は自ら脚本と演出を手掛けているからか、見えている世界が非常に明確で、しかも精密です。様々なキャラクターや設定が絶妙で、大人が楽しめる作品を作っていると思います。今回は天草が舞台です。素晴らしい自然の中、源氏が描く色濃い人間模様を体感して来ます
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