俳優の織田裕二さん主演の人気刑事ドラマシリーズの劇場版第3作「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ！」（本広克行監督、2010年）が、10月12日午後8時からフジテレビ系の「土曜プレミアム」枠を拡大する形で放送される。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　「踊る大捜査線」は1997年1月にフジテレビ系で連続ドラマがスタートした人気シリーズ。脱サラして湾岸署刑事課に配属された異色の刑事で主人公の青島俊作（織田さん）が、刑事の理想と現実とのギャップに困惑しつつも、真摯（しんし）に事件に向かっていく姿を、時に熱く、時にユーモアを交えながら描いた。

　「踊る大捜査線 THE MOVIE3」は、湾岸署を襲った最悪の猟奇的連続殺人事件から7年後が舞台。お台場はさらなる変貌を遂げていた。外国からの要人が降り立つ空港が近く、高速道路や変電所などのライフラインもあるお台場はテロリストの格好の標的になっていた。その対策のため、湾岸署は高度なセキュリティシステムが導入された新湾岸署へ移転することとなった。

　その引越しを一任されたのは、強行犯係係長に昇進した青島だった。青島係長率いる強行犯係には“女青島”と呼ばれる篠原夏美（内田有紀さん）、念願の刑事になった緒方薫（甲本雅裕さん）、PCにしか興味を示さない栗山孝治（川野直輝さん）、中国からの研修生の王明才（滝藤賢一さん）、そして、今や警視監として長官官房審議官にまで出世した室井慎次（柳葉敏郎さん）によって湾岸署に配属された新人刑事の和久伸次郎（伊藤淳史さん）がいた。

　やる気を見せない部下や、やる気が空回りしている部下たちとともに引越し作業に取り組む中、湾岸署管内で金庫破り、バスジャックと次々と事件が発生する。そして引越し作業の混乱の中、湾岸署から青島や恩田すみれ（深津絵里さん）らの拳銃が3丁盗まれ、連続殺人事件へと発展していく……。