良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
吉高由里子さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)。10月13日放送の第39回「とだえぬ絆」では、高杉真宙さん演じる藤原惟規(のぶのり)の最期が描かれた。乳母として、幼いころから惟規を溺愛してきたいと役の信川清順さんが、同回を振り返った。
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第39回では、中宮・彰子(見上愛さん)が二人目の皇子を出産。次期皇位をめぐり公卿たちの思惑が交錯する中、道長(柄本佑さん)は自身の血を引く天皇の誕生を意識し始める。
一方、為時邸では、為時(岸谷五朗さん)や惟規ら家族が見守る中、まひろ(吉高さん)の娘・賢子(南沙良さん)の「裳着の儀」が執り行われる。
やがて、為時と惟規は、為時の新しい赴任地の越後へと向かうが、途中、惟規の体調が急変。何とか越後の国府へとたどり着いた惟規だったが、「都にも、愛しい人がたくさんいるゆえ、何としても生きて帰りたい」と歌にのこしながらも、力尽きてしまう。
終盤、惟規の辞世の歌を受け取ったまひろは涙。いとも泣き崩れて嗚咽を漏らし……と展開した。
信川さんは、突然すぎる“惟規の死”について「やっぱりすごく人に愛されていて、人を愛していた方じゃないですか。若様ってすごく天真らんまんな部分もありつつ、空気を読んでいる部分もあって、読みながら家族の中でああいう立ち位置でふるまってくれたりしている部分がすごくある。人のことが大好きだから。そんな若様の辞世の句と若様の死って、為時家にとっても、いとにとってもすごくありえないっていうか。ショッキングすぎる出来事だったんだなって思います」と明かす。。
改めて、いとと惟規の関係性については「途中にわりとそこまで惟規が出てこないときもあるじゃないですか。でもその中でもきっとね、『大丈夫ですか』って、様子を見に行ったりとか、いとはすごくしてると思うから。それはやっぱり親子とか家族以上に、もう若様がすごく心配だし、若様のことが大好きだし、若様にもっと上に行ってほしいから、それは家族以上の関係で、きっと二人は最後まであったと思いますね。だから亡くなっちゃったことによって、いとも心では『平気、平気』とかしていても、やっぱり体にはめちゃめちゃ出ちゃうとは思うし。でも、誰かが死んだことをいちいち振り返られない時代っていうか、どんどん新しいことが起きるし、でもその中でやっぱり気持ちはすごくあるんだなって思います」と語った。
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