竹中直人:昨年95歳で亡くなった父 実家の整理は完璧 希望通り横浜の海に散骨「とても几帳面でした」 「徹子の部屋」で

11月28日放送の「徹子の部屋」に出演した竹中直人さん=テレビ朝日提供
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11月28日放送の「徹子の部屋」に出演した竹中直人さん=テレビ朝日提供

 デビュー41年、68歳の俳優、竹中直人さんが、11月28日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した。

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 17歳の時に母が結核で亡くなった。一人っ子なので、父と二人暮らしの時期があった。のちに一緒に暮らそうと誘っても、父は「ずっと一人で暮らしたい」と言って横浜市内の家にいた。

 その父が昨年12月に95歳で亡くなった。誰にも迷惑をかけることなく、実家は何もかもが整理されていた。写真ブックは段ボール箱に全部詰められ、何年から何年の何月何日とすべてにメモされていた。写真が不要なら捨ててもいい、とも書いてあった。「とても几帳面でした」と振り返る。

 身内だけの火葬と散骨を希望していたので、横浜の海に散骨した。「全部父の思った通りのことができた」という。竹中さんには6歳の男の子と4歳の女の子の孫がいるが、その孫も一緒に散骨した。孫は「じいじ(竹中さん)はお墓に入ってほしい。会いに行けなくなるから、散骨しないでほしい」と言っていたという。

 父が最後に入院した際、体中をさすった。父の体に触れるのは、小学生の頃に「直人、もんでくれ」と言われて肩をもんだことなどを除くと記憶にないという。「とてもいとおしく感じました」と亡父に思いをはせていた。

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