オモウマい店:地域防犯で「夜のたこ焼き屋」開業の京都・喫茶店を再訪 赤字幅は縮小、だから収支は「赤黒」

5月6日放送の「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」に登場する「ロコモコ(レギュラー)」(300円)=中京テレビ提供
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5月6日放送の「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」に登場する「ロコモコ(レギュラー)」(300円)=中京テレビ提供

 想像を超える“びっくりなお店”を紹介するバラエティー番組「ヒューマングルメンタリー  オモウマい店」(中京テレビ・日本テレビ系、火曜午後7時)。5月6日の放送は「夜のたこ焼き」店で地域の防犯も担う京都の喫茶店を再訪した。

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 金閣寺から車で5分の喫茶店「カフェ・パーク ミッキー」。客の約8割が近隣の大学に通う学生ということもあり、毎月10日はハンバーグ90グラム、目玉焼き2個、たこ焼き付きの「ロコモコ(レギュラー)」を300円で、「エビピラフ」を250円という採算度外視の価格で提供している。

 現在70歳で「彼女募集中」の店主は「38年間やっているけど、黒字の年はない」と嘆く一方、防犯のため夜営業のたこ焼き店もオープン。地域の安全を守るため奔走している。

 昨年12月に密着映像を放送して話題となった「ミッキー」。放送の反響もあり、愛知や群馬から訪ねてくるお客さんもいる。赤字そのものはまだ解消されていないが、以前よりはマイナス分が減っているため、店主は「赤黒」と表現する。

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 攻めの姿勢は変わらず、絹ごし豆腐1丁を使った「豆腐ステーキ」(650円)といった新メニューが登場した。だが、仕入れ原価の高騰が止まらず、4月から創業以来初のある決断を迫られることになった。

 また、夜営業のたこ焼き店も、放送翌日には行列ができるほどの人気に。自家製の生地を使った「たこ焼き」(20個入り)は800円で、お菓子かドリンク付き。人通りが少なく、暗い夜道での事故や事件を防ぐためにお店をはじめたが「誰かが動かんとあかん。他人任せは嫌い」という店主は、ほかにも地域のために動いていた、

 このほか、番組は、パリの三つ星フレンチ「ピエール・ガニェール」で修業した店主が、赤字だが絶品のメニューを提供する大阪市の「Giro」にも訪問した。その値段と味は評判を呼び、大人気店となっているが、ディナータイムの予約で忙しくなり、ランチ営業は休止中。

 20年継ぎ足しのフォアグラ油で熟成させた鶏肉を使う名物料理「鶏もも肉のコンフィ」(1000円)は単品でも注文可能だ。春の料理も登場し、そのひとつである前菜「7つの香りのオムレツ」は、実に手間暇のかかるフレンチらしい逸品だ。

 番組MCは、タレントのヒロミさん、進行はお笑いトリオ「バイきんぐ」の小峠英二さん。ゲストに、女優の夏菜さん、筧美和子さん、お笑いコンビ・コットン、人気グループINIの池﨑理人さんが出演する。

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