ブラッサム:石橋静河主演、2026年度後期朝ドラ あらすじ公開 作家・宇野千代がモデルの主人公の歩む道

2026年度後期のNHK連続テレビ小説「ブラッサム」の脚本・櫻井剛さん=NHK提供
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2026年度後期のNHK連続テレビ小説「ブラッサム」の脚本・櫻井剛さん=NHK提供

 2026年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)のタイトルが「ブラッサム」に決定し、主演を俳優の石橋静河さんが務めることが5月29日、分かった。物語は作家・宇野千代をモデルにしながらも、大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描く。原作なしのオリジナルで 脚本は「あなたのブツが、ここに」「ブギウギ」(共にNHK)などで知られる櫻井剛さんが担当。あらすじも公開された。

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 ◇◇以下、ネタバレがあります

 「ブラッサム」は、連続テレビ小説の第115作。明治、大正、昭和を駆け抜け自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルとした主人公・葉野珠が、故郷の山口・岩国を飛び出し、魅力的な人々との出会いによって、夢を手繰り寄せ、大正・昭和の激動の時代へと突き進んでいく。

 物語の始まりは明治30年(1897年)。主人公・葉野珠(はの・たま)は山口県の岩国に生まれる。

 実母は珠が2歳の時に亡くなり、父と後妻である継母によって育てられる。女学校を卒業後、代用教員として働き始めますが解雇され、故郷の岩国を追われることに。親戚を頼って上京したことで、珠は幼き日の夢を強く意識し、小説の懸賞応募から、作家の道を切り拓く。

 しかし、世の中は価値観が大きく揺れ動く時代。大正から昭和にかけて、関東大震災と戦争、結婚と離婚、倒産そして借金……と、珠は、さまざまな困難にのみ込まれながらも、作家として生きることに向き合う。そうした中で、小説家として花を咲かせる。

 時には敵を作り誤解され、傷つけ傷つきながらも、自由を求めて生きることに正直であり続けた珠は、小説に思いを忍ばせることで、読む人に「幸せ」を運んでいく……。

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