大和田伸也:77歳、「老いている暇がない」 “ぬい活”やゲームなど新しいことに挑戦 きっかけは? 「徹子の部屋」で

8月20日放送の「徹子の部屋」に出演した大和田伸也さん=テレビ朝日提供
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8月20日放送の「徹子の部屋」に出演した大和田伸也さん=テレビ朝日提供

 77歳の俳優、大和田伸也さんが、8月20日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。趣味の“ぬい活”やゲームなどを語り、新しいことに挑戦する意義などを強調した。

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 2011年3月11日に起きた東日本大震災で、「いろいろ考えるところがありました。今までがむしゃらに自分なりに頑張って仕事もいっぱいしてきて、肩肘張って生きてきたけれど、そんなことをしている場合じゃないかもしれない。今自分の好きなことをやり、もう一度自分の生きざまを見直さないとまずいと思いました」と振り返る。

 昔から作りたかった映画を作ったり、芝居の演出をしたり、行きたかった動物園に行ったりするようになった。ゲームも始めたところ、「一緒に戦ういろんなキャラクターがいるんです。みんな可愛くて、その子たちに昔、僕が飼っていた愛犬の名前をつけて、普段もぬいぐるみを持ち歩くようになったんです」という。

 ぬいぐるみを動物園に連れて行ったりしたが、ふと思い出したのはマチュピチュで見た光景だった。「マチュピチュのてっぺんで、若者がぬいぐるみを置いて写真を撮ってたんですよ。面白いという印象がずっとあったので、(ぬいぐるみと)水族館などに行ったりしても一緒に写真を撮るようになったんです」と話す。

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 共鳴してくれる人が大勢おり、「私のような年齢の男がよくやってくれた」といわれた。入院している人からも励まされたといわれたとか。ゲームは昔は時間の無駄だと思っていた。何十年か前に演出した舞台に出演してくれた淡路恵子さんが、本番の休憩中にゲームをしていた時は気が散ると思っていたが、ゲームを自分がやるようになった今、淡路さんがゲームをやっていたのがよく分かるという。

 週に1回、近くのプールに行くなど、「いろんなことをやっていますけれど、心の問題というか、心にゆとりを持って何か新しいことにチャレンジしていけば、新しい世界が見えてくるんです。その新しい世界を見るのが楽しくて。老いている暇がない」と語る。

 油絵は今も描いている。年齢を重ねると、できる趣味は「減ってくるので、増やして、新しいことに飛び込めば、楽しみも生まれてくるんじゃないかなと思うんです」という。そうすれば「心も若くなるし、子供や若い人と一緒に共通の話ができます。それ、すごく大きいですよ」と呼びかけた。

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