視聴者から寄せられた奇想天外な頼み事や、心配事の相談を「探偵」たちが体当たりで解決する人気バラエティー番組「探偵！ナイトスクープ」（ABCテレビ、金曜午後11時17分）。8月29日は、竹山隆範探偵が「もう一度トランペットを吹きたい」を調査した。沢村一樹特命局長、石田靖局長補助、増田紗織秘書が出演した。

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　依頼は、奈良県の男性（77）から。中学校で軽音楽部に入り、13歳で初めてトランペットを手にして以来、60年以上ずっと吹き続けてきた男性。定年後は、ボランティアとしてお年寄りが集まるサロンなどにも、ちょくちょく演奏に伺うようになった。

　誕生日祝いに「ハッピーバースデー」を吹くと、とても喜んでくれるので、幸せな気持ちになる。ところが3年前、トランペットが吹けなくなった。ある日、友人に「ハッピーバースデー」を吹いてあげようとしたら、ちゃんと音が出ない。それ以来、いくら頑張っても全く音が出なくなり、あまりのショックでトランペットをやめてしまった。

　何本か持っていたものも手放してしまい、手元に残っているのは3人の息子たちが還暦を祝ってプレゼントしてくれた1本だけ。でも、このまま終わるのは、あまりにも残念で悔しすぎる。何とか再びトランペットを吹けるようにしてほしい。そして、「ハッピーバースデー」や「徹子の部屋のテーマ」を演奏して皆に喜んでもらいたい、というもの。

　そこで、唇をプルプルにするパックや、顔にかぶったパンストを引っ張り取る「ナイトスクープ式マッサージ」を施すと、何と、少し音が出るようになった。そこへ、あのプロのトランペッターが助っ人として登場し、依頼者に対して親身に寄り添い、懇切丁寧に指導する。さらに助っ人は、依頼者の加齢に対応すべく、ある秘策を伝授する。