良いこと悪いこと
第8話 7人目、だーれだ?
12月6日(土)放送分
俳優の高石あかりさん主演で、9月29日にスタートする2025年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」の舞台となる島根県と熊本県のご当地ビジュアルが9月1日、公開された。ヒロイン・松野トキ(高石さん)と、夫となるレフカダ・ヘブン(トミー・バストウさん)の日常を切りとったカットで、高石さんの手書きメッセージも添えられている。
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「ばけばけ」は、外国人の夫と共に「怪談」を愛し、西洋化が進む明治の日本で埋もれてきた「名もなき人々」に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。高石さんは松江の没落士族の娘で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・セツがモデルのヒロイン・松野トキを演じる。脚本は、NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」やWOWOWの「撮休シリーズ」などを手がけたふじきみつ彦さんが担当する。
・島根限定ビジュアル
島根に訪れた際、小泉セツさんと八雲さんが暮らしていた当時の雰囲気が残る町並みや、島根ならではの気候、温かい町の方々に心奪われました。そんなすてきな島根の魅力を「ばけばけ」を通して感じていただけるよう頑張ります!
・熊本限定ビジュアル
地元が宮崎なので、身近な存在である熊本が舞台地のひとつであることをうれしく思います。小泉セツさんと八雲さんが愛した熊本の風土とそこで過ごしたお二人の大切な時間を「ばけばけ」の空気感と共にお届けできたらうれしいです!
「この世はうらめしい。けど、すばらしい。」このコピーを、松野トキとレフカダ・ヘブンの日常を切り取った写真で表現してもらいたい。スナップの名手であり、人に優しく寄り添って写真を撮っていただける川島小鳥さんに撮影をお願いしました。
撮影は、松江市内にある小泉セツ・八雲ゆかりの場所で行いました。できるだけ2人の自然な一瞬を捉えるため、どこをどう切り取っても大丈夫なように美術チームが準備をし、撮影現場からメイク衣装チームやマネージャーも含めた全スタッフが見えないところに離れ、小鳥さん、高石さん、トミーさんの3人だけで撮影を行いました。遠くから聞こえてくるのは、2人の楽しそうな笑い声だけ。見たいけど見られない、ヤキモキしながら3人が帰ってくるのを待っていました。きっと、心から2人の散歩を楽しんだのだと確信しています。
後日、小鳥さんから「厳選しました!」と候補写真が送られてきました。なんと217枚もありましたが、その一枚一枚が私たちの想像をはるかに超える素晴らしいものでした。ここからメインビジュアルなどの5枚を選ぶ作業はとても大変でした。壁に印刷した写真を貼って小鳥さんとかなり長い時間議論をして、この5枚を選びました。
そして、この写真の魅力を最大限に引き出すビジュアルデザインは、ロゴも手がけていただいた西澤和樹さんにお願いしました。シンプルだけど計算しつくされていて、写真が持つ空気感はそのままに、コピーがすっと心に届く。写真一枚の奥に広がる物語や、流れる時間を想像させる、そんな豊かなデザインが完成しました。
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