ドラマ1週間:27年度前期朝ドラは「巡るスワン」、森田望智が主演 津田健次郎は地上波連ドラ初主演

2027年度前期のNHK連続テレビ小説「巡るスワン」の主演・森田望智さん=NHK提供
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2027年度前期のNHK連続テレビ小説「巡るスワン」の主演・森田望智さん=NHK提供

 1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回(11月15〜21日)は、2027年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)のタイトルが「巡(まわ)るスワン」に決定し、主演を森田望智さんが務めること、津田健次郎さんが、初めて地上波の連続ドラマで主演を務めることなどが話題になった。前後編で取り上げる。

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 20日、津田健次郎さんが、2026年1月期のフジテレビ系の連続ドラマ「ラムネモンキー」(水曜午後10時)で、反町隆史さん、大森南朋さんとトリプル主演を務めることが明らかになった。津田さんが地上波の連続ドラマで主演を務めるのは初めて。主人公は、反町さん演じる“ユン”こと吉井雄太(ユン)、大森さん演じる“チェン”こと藤巻肇、津田さん演じる“キンポー”こと菊原紀介という見た目も性格もバラバラな3人組だ。中学時代は映画研究部でカンフー映画制作に夢中だった彼らも今や51歳。「こんなはずじゃなかった」と三者三様に人生に行き詰まりを感じていた……。脚本は古沢良太さんが担当し、2026年1月14日から毎週水曜午後10時に放送される。

 20日、木竜麻生さん主演のNHKの夜ドラ「いつか、無重力の宙(そら)で」が、放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「ギャラクシー賞」(放送批評懇談会)テレビ部門の10月度月間賞を受賞したことが明らかになった。放送批評懇談会は「30代の女性4人が高校時代の夢を再燃させて小型人工衛星を開発し、宇宙からの画像と音声を地球に届ける大プロジェクトを成就させる物語。固い友情をベースに、がんによる友人の死、各々の事情と葛藤、チームワークやコミュニケーションの力をリアルな会話で繋げ、感動を広げた。緻密な脚本と演出の妙を存分に楽しめる作品だった」と作品を評している。

 20日、ドラマ「孤独のグルメ2025大晦日スペシャル(仮題)」が、テレビ東京系で12月31日午後9時55分~同11時半に放送されることが明らかになった。松重豊さん主演の同局の人気ドラマ「孤独のグルメ」の特番で、大晦日(みそか)に放送されるのは今年で9年連続となる。また、約5年ぶりとなる一部生放送も実施する。2017年は成田山、2018年は葛飾柴又、2020年は横須賀の夜空に花火を打ち上げるなど、過去3回一部生放送が行われた。「孤独のグルメ」は、松重さん演じる輸入雑貨商の主人公・井之頭五郎が、営業先で見つけた食事処で“自由に食す”人気グルメドキュメンタリードラマ。今年1月には、松重さん自ら監督・脚本も務めた「劇映画 孤独のグルメ」が公開され、国内興行収入10億円超のヒットを記録した。

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 20日、中島健人さんが、2026年春スタートのNHKの連続ドラマ「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」で主演を務めることが明らかになった。中島さんが同局のドラマに出演するのは初めて。ドラマは、町田そのこさんの同名小説が原作。北九州市・門司港にあるコンビニを舞台に繰り広げられる、ハートフルでミステリアスなヒューマンコメディー。中島さんが演じるのは、主人公のコンビニ店長・志波三彦。勤勉なうえに老若男女をとりこにする魔性の“フェロモンだだ漏れ”店長で、中島さんは「原作を読んでまず惹(ひ)かれたのは、“フェロモン店長”という言葉。正直、最初は『アイドルとしてセクシーで売っていたら、ついにその路線のオファーが来たのか』と思いました(笑)」と振り返った。

 21日、橋本環奈さんが、2026年1月12日にスタートするフジテレビ系“月9”ドラマ「ヤンドク!」(月曜午後9時)で主演を務めることが明らかになった。橋本さん演じる高校を退学した元ヤンキー娘が、親友の事故死をきっかけに猛勉強して脳神経外科医になり、病気に苦しむ患者に寄り添いながら医療現場を改革していく痛快医療ドラマだ。フィクションのような設定だが、主人公はある病院の脳神経外科に勤める実在の女性医師がモデルでその半生を基にしたオリジナルストーリー。橋本さんは月9初主演で、主人公の田上湖音波(たがみ・ことは)を演じる。脚本は「おむすび」で橋本さんとタッグを組んだ根本ノンジさんが担当する。

 21日、竹内涼真さん主演の連続ドラマ「再会~Silent Truth~」(テレビ朝日系、火曜午後9時)が2026年1月にスタートすることが分かった。現在放送中の「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系、火曜午後10時)で昭和的な価値観の“化石男”海老原勝男を好演する竹内さんが、2クール連続でドラマ主演を務める。ラブコメから一転、切ないヒューマンラブミステリーで、殺人事件の容疑者となった初恋相手に心が揺らぐ刑事を演じる。原作は、2010年に「第56回江戸川乱歩賞」を受賞した横関大さんの小説「再会」(講談社)。竹内さん演じる主人公・飛奈淳一(とびな・じゅんいち)の初恋相手の岩本万季子は、井上真央さんが演じる。

 21日、2027年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)のタイトルが「巡(まわ)るスワン」に決定し、主演を森田望智さんが務めることが明らかになった。脚本は、お笑い芸人のバカリズムさんが手がける。森田さんが朝ドラに出演するのは、2021年度前期の「おかえりモネ」、2024年度前期の「虎に翼」に続き3回目。今年9〜10月に放送されたNHKの夜ドラ「いつか、無重力の宙(そら)で」の日比野ひかり役を演じ、話題となった。「巡るスワン」は、現代の長野県が舞台。刑事に憧れ警察官となった主人公が生活安全課に配属され、地味な仕事に不満を感じる日々を過ごす。どこにでもある日常を過ごす主人公が、“何も起こらない日常を守る”という道を見つけ、やがて地域に信頼される存在となっていく。

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