ヤンドク!
第11話 最期に残された希望とは?恩師の病を治せるか?
3月23日(月)放送分
最終回の放送を残すのみとなった横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)。12月7日放送の第47回「饅頭こわい」では、一橋治済(生田斗真さん)が意外な形で“成敗”されるとともに、根強くあった“三浦庄司(原田泰造さん)スパイ説”が否定されたが、思いもよらず沸き起こったこの説を、脚本の森下佳子さんはどう受け止めていたのか、答えてもらった。
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「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下さんが手掛けている。
第47回では、毒まんじゅうで大崎(映美くららさん)を死に追いやった治済(生田斗真さん)に、追い詰められていく定信(井上祐貴さん)。蔦重も一時的に店を閉めるが、やがて定信のもとを訪ねると、将軍・家斉(城桧吏さん)を巻き込んだ驚きの策を提言する。それは治済に、逆に毒まんじゅうを食わせるというものだった。
仇討ち計画は再び動き出し、家斉と治済が、清水重好(落合モトキさん)の屋敷へとやってきた際、“眠り毒”を飲ませることに成功。家斉は治済と顔が瓜二つの能役者・斎藤十郎兵衛(生田さんの一人二役)とともに城へと戻り、本物の治済は阿波の孤島へと送られた。
仇討ち成功を知った直後に三浦は、本懐を遂げたと言わんばかりの表情でいまは亡き主君・田沼意次(渡辺謙さん)と嫡男の意知(宮沢氷魚さん)に結果を報告。それは“三浦スパイ説”を打ち消すものでもあった。
SNSでは、三浦をいまだ「スパイなのではないか?」と疑っていた視聴者から次々と謝罪の言葉が飛んだが、それだけ説が根強く残っていたことにほかならない。意次と意知の親子がまだ健在だった頃、田沼の内情がなぜか一橋側に漏れ伝わっていたことなどが発端で、そのまま説はくすぶり続けたままドラマが終盤を迎えると、キャストクレジットの“トメ”に「三浦庄司 原田泰造」が続いたこと、当初の仇討ち計画が治済に事前に見破られていたこと、“毒まんじゅう禍”の現場に三浦が不在だったことが重なり、一気に再熱したわけだが……。結果として、深読みのし過ぎだったといえよう。
“スパイ説”にとどまらず、“三浦黒幕説”もいっとき視聴者の間でささやかれたことに対して、脚本の森下さんは「びっくりしました」と明かす。
「物語の途中で三浦スパイ説、三浦黒幕説が出てきて、私はまったく考えていなかったので、視聴者の考察にすごいびっくりして、逆に『この手があったのか!』と思いました。もう後戻りはきかないのですが(笑)、大したものだなって。『大したもの』ってちょっと上から目線になってしまうのですが、すごく真剣に見ていただけているなと思いますし、人って面白いな、色々なこと考えるなって、(視聴者の熱量に)ありがたいなって思いました」
最終回(第48回)は「蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)」と題して、12月14日に15分拡大で放送される。
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