フェイクマミー:「仕事に打ち込む母は子供を犠牲にしていると言われ……」 “薫”波瑠の主張に共感「リアルな課題を映した作品」(ネタバレあり)

ドラマ「フェイクマミー」最終話の一場面(C)TBS
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ドラマ「フェイクマミー」最終話の一場面(C)TBS

 俳優の波瑠さんと川栄李奈さんダブル主演のTBS金曜ドラマ「フェイクマミー」(金曜午後10時)最終話が12月12日に放送された。柳和学園での臨時説明会で行った薫(波瑠さん)の訴えが、視聴者の共感を得た。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 臨時説明会で、薫と茉海恵(川栄さん)は、慎吾(笠松将さん)から「あなたたちは到底、柳和が求める“理想の母”ではないんです」と断罪された。

 これに対して薫は、いつから“理想の母”という言葉が母親たちを責めるために使われるようになったのか、と疑問を呈した。「仕事に打ち込む母は子供を犠牲にしていると言われ、家庭に専念する母は自立してないと言われる。でもお母さんたちはみんなそれぞれのやり方で毎日どうにかして子供を守ろうとしているだけです」と訴えた。

 子供がいる・いない、仕事をしている・していない、といった「二項対立」の考え方とは違う解決法を見つけたかった薫。「誰かが決めた理想に合わせることより、互いを支え合い、認め合うことの方がよっぽど大切」と主張を展開した。

 SNSでは「この言葉、子を持つ母だけでなく幅広い女性達に響く……やっぱり薫の言葉は刺さる」「薫さん、ほんとにいつでも説得力のあるかっこいい言葉をくれるなぁ」「女性が分断されがちな今の世の中だからこそ、響いたドラマやった!」「今の社会が抱えるリアルな課題を映した作品だった」「これからの社会が向き合っていかなきゃいけないことをポップにいい意味で軽く描いてくれたすてきなドラマでした」と盛り上がりを見せた。

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