さとうほなみ:「ばけばけ」遊女なみは「“ウザかわいい”を意識」 フミ役の池脇千鶴が「昔から大好き」 松野家との共演に喜びも

連続テレビ小説「ばけばけ」でさとうほなみさんが演じる遊女なみ (C)NHK
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連続テレビ小説「ばけばけ」でさとうほなみさんが演じる遊女なみ (C)NHK

 高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)で天国遊郭の遊女なみを演じているさとうほなみさん。1月22日の第79回で福間(ヒロウエノさん)から求婚されたなみは、迷いつつも決心した。さとうさんが、演じたなみについて、あた撮影の裏話などを語った。

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 ◇なみは「ポジティブな人で、カラッとした性格」

 なみは、農家に生まれ、8人きょうだいの長女として貧しい暮らしを支えてきた。借金を背負った家族を養うために天国遊郭の遊女となった。境遇に沈まない、明るくたくましい女性。

 さとうさんは、印象的だったシーンについて「ヘブンさんの女中になったおトキちゃんに『どげ? 私がやるかもしれんかった仕事は』と聞いたシーン(第10週47回)が印象に残っています。『気遣わんでええのよ、恨みも妬みもしちょらんけん』というセリフがなみらしいですね。すぐに前を向けるポジティブな人で、カラッとした性格なのが出ていて、ずっとこうして生きてきたんだろうと思いました」と分析する。

 さらに「『おなごが生きるには身を売るか、男と一緒になるしかない』というセリフもすごい言葉だとは思いますが、あの時代に遊郭で働くなみにとっては本当にそれしかなかったのだろうと感じます。自分の力は遊郭から出るに及ばないとずっと昔に分かっている。男の人がいないと生きていけないと、カラッと言えるくらいにはいろいろあきらめてきたのだと思います」とも語る。

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 そんななみに突然身請け話が持ちかけられる。なみは迷って返事を保留する。

 「セリフにもありましたが、若い時に身を売られたなみは本当に天国遊郭しか知りません。だから、そこを出る怖さがあったのだと思います。長年出たいと思っていたはずですが、ずっと夢見てきたからこそ、もし自分が遊郭以外で生きていけなかったら……と不安が勝って。勢い任せにヘブン先生のラシャメンになろうとした時とは違い、今回は現実がドシンとのしかかって恐怖心につながったのだと思います。そんな中、福間さんが『惚(ほ)れちょる」とストレートに伝えてくれたおかげで覚悟ができました」

 なみが身請けされるという筋書きは「実は、去年の初夏あたりはまだなみの結末が決まっていなかったんです」という。

 「制作統括の橋爪(國臣)さんから『なみ、どうする?』と言われて『身請けされるほうが幸せです』と返事したけれど、遊郭でめげない姿を見せ続ける方が物語としてはいいのかもしれないという思いも。でも、幸せになりたいと思える相手が現れて良かったです。幸せな結末をありがとうございます! 」

 ◇サワとトキの応援団長だと勝手に思っている節もある

 なみとサワ(円井わんさん)との関係については「なみはおサワに仲間だと言っていたのに、その後すぐに身請けを決めていましたね(笑)。サワに『無理に出んでもええと思うよ』と言ったのも、的を射ていたのか全くわかりません。余計なお世話だったりもするだろうけど、声をかけずにいられないのがなみの性格。遊郭の2階からみんなが見えるので、サワを目にして何か抱えているんだろうなぁと気にかけていたのでしょう」と考えている。

 さらに「自分はサワとトキの応援団長だと、勝手に思っている節もあると思います。サワを応援したいけど自分の話も聞いてほしい、だから少し押し売りっぽくなってしまうんですよね。なみを演じる時にはちょっと厄介だと思われるくらいのテンションと、それでいて憎めない“ウザかわいい”を意識しました」

 さとうさんは「第1週から『ばけばけ』を見て泣いてきましたが、司之介さん(岡部たかしさん)ってひどいのになぜか憎めないですよね(笑)。それは、おフミさんがデキる女だからこそだと思います。私はフミ役の池脇千鶴さんが昔から大好きなので、共演できて本当にうれしかったです! ご一緒したシーンは少ないけれど、池脇さんはじめ松野家の皆さんと現場でいっぱいお話しできたのがいい思い出です」と振り返る。

 そして、今後の見どころについて「この先、トキとヘブンの波が激しいお話になっていきます。橋の向こうに渡れたおトキちゃんにも切ないことが起こるし、幸せなのか幸せじゃないのか、それさえもわからなくなってくる。私も早く映像で見たいなと、放送を楽しみにしています」と語った。

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