クワイエットルームにようこそ:松尾スズキ作・演出の新作ミュージカルをWOWOWで5月放送・配信 萩尾瞳の推薦コメント公開

ミュージカル「クワイエットルームにようこそ The Musical」のビジュアル=WOWOW提供
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ミュージカル「クワイエットルームにようこそ The Musical」のビジュアル=WOWOW提供

 松尾スズキさんが作・演出を務めたミュージカル「クワイエットルームにようこそ The Musical」が、WOWOWで5月に放送・配信されることが分かった。

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 「クワイエットルームにようこそ」は、劇団「大人計画」を主宰し、作家・演出家・俳優として活躍する松尾さんが手掛けたオリジナル小説。のちに松尾さん自身が脚本・監督を務め、内田有紀さん主演で映画化された。そして19年の時を経て、松尾さんの新境地を開くミュージカルが誕生した。

 精神科病院の閉鎖病棟を舞台に、さまざまな問題を抱える人々が、絶望から再生へと向かう日々を描く“人間賛歌”のミュージカル。松尾さんならではのユーモアとファンタジーが作品を彩り、シビアなテーマをエンターテインメントに昇華させた。

 主人公の佐倉明日香役を咲妃みゆさん、パートナーの焼畑鉄雄役を松下優也さんが演じるほか、個性豊かな俳優とミュージシャンが集結した。音楽は宮川彬良さん、振付はスズキ拓朗さんが担当した。

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 今年1月26日にTHEATER MILANO-Za(東京都新宿区)で収録された舞台が、WOWOWで放送・配信される。

 ◇ストーリー

 バツイチで28歳のフリーライター、佐倉明日香(咲妃さん)は、パートナーでバラエティ番組の放送作家、焼畑鉄雄(松下さん)と同居。売れっ子ライターとして大物芸人の墨田(皆川猿時さん)への取材や、原稿の締切に追われ、ストレスフルな日常に飲み込まれていく。ある日、目覚めると見知らぬ白い部屋にいた。そこは「クワイエットルーム」と呼ばれる、女子専用の精神科病院の閉鎖病棟。ストレスのはけ口として大量摂取した睡眠薬が原因で意識を失い、オーバードーズをした自殺志願者とされてしまったのだ。

 突如として放り込まれた異質な環境に戸惑いながら、厳格な看護師の江口(りょうさん)や、山岸(桜井玲香さん)、入院初日に出会った少女・ミキ(昆夏美さん)、元ぽっちゃり専門デリヘル嬢の久米(皆川猿時さん)、元AV女優の西野(秋山菜津子さん)ら個性的な患者達と接し、次第に閉鎖病棟に馴染んでいく。同時に日常から離れた明日香は、自身とその人生、鉄雄との関係も見つめ直し始める。退院に向けて、さまざまな事情を抱えた仲間たちと過ごす日々が始まった。

 ◇演劇・映画評論家、萩尾瞳さんの推薦コメント

 ~松尾スズキの本気ミュージカル~ 20年、大切に熟成させてきた。松尾スズキの新作ミュージカル「クワイエットルームにようこそ」は、そんな感じ。原作小説の発表は2005年。自らの脚本・監督での映画化を経て、ついに念願のミュージカルとなったのだ。閉鎖病棟にいる、さまざまな形で世の中からハミ出した女性たちの物語は、ブラックでオフビートな笑いをまき散らし、ポップな楽曲とお茶目な振り付けに乗って弾けまくる。その根っこに流れる緩やかなシンパシーと、人生を見つめる優しいまなざしが、とてもすてきだ。けっこう毒まみれの人々がなにかしら再生していくこのミュージカル、心のデトックス効果もあるみたいだ。

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