ばけばけ:松江に戻り、懐かしい人々と再会するトキとヘブン 視聴者がクギヅケになったのは誰と会った場面? 第112回を注目度で振り返る

連続テレビ小説「ばけばけ」のロゴ (C)NHK
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連続テレビ小説「ばけばけ」のロゴ (C)NHK

 俳優の高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第112回(3月10日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値は午前8時11分の71.5%だった。

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 「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。ヒロインの松野トキと、その夫となるレフカダ・ヘブンのモデルは、松江の没落士族の娘、小泉セツと、「怪談」などの著作で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だ。ドラマの中では大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描くという。

 ◇終盤に注目度が急上昇

 第112回は、トキ(高石さん)や勘太と家族になるため、“ニホンジン”になることを決めたヘブン(トミー・バストウさん)が松江に戻る。籍を入れるためには松江市役所での手続きが必要だからだ。トキとヘブンは、 司之介(岡部たかしさん)、フミ(池脇千鶴さん)を連れ、まずは懐かしの花田旅館を訪れる。

 テレビの前の視聴者のうち、画面を注視していた人の割合を示す「注目度」は、前日に続き、終盤に高くなる“終盤型”のグラフを描いた。ある場面から一気に高くなり、最後まで横ばいが続くのだが、松江でいろいろな人々と再会するうち、誰が出ていた場面なのだろうか。

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 ◇銀二郎に焼きもちを焼くヘブン

 第112回は、いきなり錦織(吉沢亮さん)が弟の丈(杉田雷麟さん)の手紙を読むシーンから始まる。午前8時0分台の約1分あまりなのだが、吉沢さんのセリフがなかったからだろうか、注目度は60.8%と非常に低い。

 主題歌が流れるオープニング後は、トキやヘブンの一行が花田旅館に到着する場面が午前8時3分から続く。注目度はすぐに64.6%まで上昇すると、その後も着実に伸ばして、トキとヘブンが松江市役所で戸籍の相談をする午前8時5分には67.0%まで伸ばした。

 市役所では、籍を入れるには二つ問題があると言われる。まず最初は、最初の夫、銀二郎(寛一郎さん)が松野家の籍に残っているため、このままではヘブンを松野家の籍に入れることはできない。人一倍やきもち焼きのヘブンが、戸籍に残る銀二郎の名の上に勝手に書き込んで消してしまおうとするなど、楽しい場面だ。

 もう一つの問題は、外国人が日本の戸籍に入り日本人になる前例が島根ではないこと。島根県知事の江藤安宗(佐野史郎さん)にお伺いを立てたが、あっさり拒否されたという。ここまでが午前8時8分台。注目度は午前8時5分の67.0%をピークに緩やかに下がりつつも、65~66%台を維持した。

 ◇梶谷ではない! サワの登場で、注目度は70%台にジャンプアップ

 その後、松江の街で、トキが新聞記者の梶谷(岩崎う大さん)と会話する午前8時9分台はなぜか60.0%まで急降下してしまうが、午前8時10分の63.0%を経て、午前8時11分にはこの日の最高値71.5%まで急上昇する。注目度はエンディングまで、そのまま、ほぼ横ばい状態が続く。

 午前8時11分は、梶谷に案内してもらい、庄田多吉(濱正悟さん)の家をトキが訪れたあたりから。トキは江藤を説得してもらおうと、松江中学の校長になった庄田を頼ることにしたのだった。すると、なぜか家の中からサワ(円井わんさん)が出てくる。トキはサワとの再会を喜ぶが、どうしてここにサワがいるのか、状況が理解できない。

 午前8時12分台(71.2%)はそこに庄田が「お客さん?」と出てくると、トキは「あっ! ってことは、そげ?」と問いかけた。サワは「そげ……なのかな? 夫婦です」と返し、庄田との結婚を報告。サワは試験に受かって正規の教師になっていた。庄田は「それで自力で長屋を出たところをわしがもう一度……」と明かす。

 午前8時13分台(70.7%)はトキが庄田に江藤知事への説得をお願いする場面。それは難しいと断る庄田に、サワが「あんたって、本当、半分弱ね」と切って捨てる“夫婦の会話”も展開され、サワと庄田が本当に結婚したのねと実感することができた、いい場面だった。

 続く午前8時14分台も70.6%と70%台を維持した。ヘブンが錦織の自宅を訪ねる場面だ。ヘブンの呼びかけに、錦織は玄関先まで出迎えるが、握手を求めるヘブンにも錦織は素っ気なく、家の中に迎え入れる。次回第113回で、錦織はどのような対応を見せるのだろうか。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)

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