増田陸選手&松本流星選手:WOWOW「エキサイトマッチSP」に出演 WBA挑戦者決定戦、WBAミニマム級防衛戦を“セルフ解説”

WOWOW「エキサイトマッチSP」に出演する増田陸選手(左)と松本流星選手=WOWOW提供
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WOWOW「エキサイトマッチSP」に出演する増田陸選手(左)と松本流星選手=WOWOW提供

 WBA・WBOバンタム級1位の増田陸選手(28)=帝拳所属=と前WBAミニマム級王者の松本流星選手(28)=同=が、6月8日午後9時からWOWOWで放送・配信される「エキサイトマッチSP『ドネアvs増田陸』『松本流星vs高田勇仁』」に出演する。

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 両選手は3月15日、横浜BUNTAI(横浜市中区)で開催されたイベントにそろって出場。増田選手はWBA挑戦者決定戦、松本選手はWBAミニマム級防衛戦にそれぞれ勝利した。番組では両選手が試合を振り返って“セルフ解説”する。

 番組の収録は、両選手が千葉県成田市内で行っている合宿から一時帰京して行われた。WOWOWは放送・配信を前に、収録内容の一部を公開した。

 増田選手は、WBA世界バンタム級挑戦者決定戦に臨み、元5階級制覇王者のノニト・ドネア選手(43)=フィリピン=に8回TKO勝ちを収めて世界初挑戦に大きく前進。松本選手は、高田勇仁選手(27)=ライオンズ所属=との再戦に大差判定勝ちを収め、WBA世界ミニマム級王座の初防衛に成功した。

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 ◇増田陸選手の試合経過

 左強打が武器の剛腕サウスポー、増田選手が対戦したドネア選手は「フィリピーノ・フラッシュ」の異名を持つ世界的なレジェンドだ。ドネア選手の代名詞は必殺の左フック。増田選手は「まずはあの左フックをもらわないこと」と一発を警戒した上で「積極的に仕掛けることを心掛けて準備を進めた」と明かした。あの破壊力に細心の注意を払いつつ、円熟味の増したベテランにペースをつかませないことが試合のキーポイントだと考えたのだ。

 試合が始まると増田選手は右ジャブをつきながらドネア選手にプレッシャーをかけていった。「序盤はしっかり右を突いて左を当てるための下準備をしようと思った」と増田選手。中盤に入ると下準備が功を奏し、自慢の左ストレートのタイミングが徐々に合っていく。

 増田選手は5回、攻めて出たところでドネア選手の右フックを食らってダメージを負うが、ピンチはこのシーンだけ。その後は右ジャブ、左ストレートでダメージを与え続け、7回に完璧なタイミングでワンツーを叩き込んでドネア選手をキャンバスに転がした。8回、増田選手が左ストレートを決めると、たまらずドネア選手のセコンドからタオルが投げ込まれ、試合は終わった。ビッグネームに勝利して「自信になった」という増田選手だが、試合が終わった瞬間は笑顔をまったく見せなかった。「スパッと終わらせたかった」との思いがあったという。

 ◇松本流星選手の試合経過

 気鋭のサウスポー・松本選手は、高田選手とは昨年9月の王座決定戦で対戦し、松本選手が試合を優位に進めながら5回に偶然のバッティングで高田選手が負傷。試合続行不可能となり、松本選手は負傷判定勝ちという何とも消化不良な形で世界王者となった。「白黒をはっきりつける」。松本選手にとってこのダイレクトリマッチは避けて通れない一戦だった。

 試合は雪辱に燃える高田選手が前戦と打って変わって積極的に攻めて出るスタートを切った。「前に来るのは分かっていた。引くのではなく、下がらせることを考えた」という松本選手は華麗なフットワークで高田選手を空転させながら、要所で的確にパンチをヒットして挑戦者を前に出させない。まずは松本選手が高い防御技術を駆使して試合のペースを握った。

 その後も松本選手の勢いはまったく止まらなかった。持ち前のスピードとキレのあるパンチでリードを広げ、高田選手にダメージを与え続けた。それでも闘志あふれる挑戦者はあきらめず、終盤に入っても前に出ようとし続けた。終始優勢の松本選手は「どうやったらストップに持っていけるのか考えながら試合をしていた」というが、最後まで高選手の心を折ることはできず、試合は判定決着に持ち込まれる。スコアは3者ともフルマークの120-108。8ラウンド以上を初めて戦った松本選手は「12ラウンドを経験できたのは収穫。仕留めきれなかったことが今後の課題」と試合を振り返った。

 ◇増田選手、松本選手の今後

 増田選手がベルト獲得を目指すWBAバンタム級は6月13日、正規王者アントニオ・バルガス選手(29)=米国=が軽量級のビッグネーム、ジェシー“バム”ロドリゲス選手(26)=同=を迎えて防衛戦を行う。世界戦の行方はまだはっきりしないが、増田選手は「ランキング1位の選手としていつでもいけるように準備をするだけ」と表情を引き締めた。

 松本選手は先月末、WBA王座を返上した。本来はベルトを保持したまま他団体王者との統一戦を望んでいたのだが、WBAにはWBO王座も保持するオスカル・コヤソ選手(29歳、プエルトリコ)がスーパー王者に君臨するため統一戦ができないという事情がある。松本選手は「ずっと本物のチャンピオンになりたいと思っているので、強い選手とやるためにベルトを返上した」と説明。「1個で満足するのか、2個、3個を取るのかは自分次第」と語った。

 ※……「エキサイトマッチSP『ドネアvs増田陸』『松本流星vs高田勇仁』」は、6月8日午後9時からWOWOWライブ・WOWOWオンデマンドで放送・配信される。

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