子役の加藤清史郎君(8)が19日、主役の少年の声を演じた米映画「かいじゅうたちのいるところ」(スパイク・ジョーンズ監督)のブルーレイ(BD)・DVD発売記念イベントで、子供たちと吹き替えにチャレンジした。清史郎君は1学年先輩の4年生の2人に「間違えてもあんまり気にしないで思い切りやると楽しめるし、上手にできるのでがんばってください」とアドバイスし、「薬指を60回たたくと緊張しなくなります」という“秘技”も伝授した。
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「かいじゅうたちのいるところ」は、63年に出版され、世界で2000万部以上、日本で100万部以上を売り上げているモーリス・センダックさんの絵本が原作。寂しがり屋で少しわがままな少年マックスが、母親とケンカをして家を飛び出し、不思議な森に迷い込む……という物語。日本語吹き替え版では、マックスを清史郎君、怪獣のリーダー、ジェイムズ・ガンドルフィニーを高橋克美さん、マックスのお姉さん的存在となる怪獣KWを永作博美さんが担当した。
下校途中でイベントに参加した清史郎君は「最後の授業は音楽でした。リコーダーをしてました。指使いだけなのでまだ曲は吹けません」と子供らしい話をした後、吹き替えの難しさを問われると「吹き替えは(映像と)合わせるじゃないですか。ドラマは自分を動かしているので、そこの違いが難しい」と演技論を語り、吹き替えを初挑戦した小学生には「キャロルのように声がすごくいいなと思いました」と太鼓判を押すなど“ベテラン俳優”の風格を見せていた。(毎日新聞デジタル)
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