日本の幕末から明治維新にあたる時代の韓国で活躍する外科医たちの人間模様を描いた韓国ドラマ「済衆院／チェジュンウォン」のＤＶＤリリース記念イベントが１５日、東京都内の劇場であり、３年ぶりに来日した主演のハン・ヘジンさんが登場。南アフリカで開催中のサッカーＷ杯で韓国がアジア勢初勝利を挙げた１２日のギリシア戦についてヘジンさんは「友人と一生懸命応援しました。昨日の日本の試合もホテルで見ていました。１点入ったところで寝てしまいましたけど。皆さん本当におめでとうございます」と祝福。「日本も韓国も決勝トーナメントに上がれるといいな」と笑顔で語った。

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　シルバーのミニ丈のドレス姿で登場したハンさんは「こんにちは。ハン・ヘジンです。よろしくお願いします」と日本語であいさつ。「『チェジュンウォン』を見て、その中から愛や希望をみなさんが得てくれたらありがたいと思います。私たちは、このドラマに出てくる３人の若者のように情熱を傾け、こん身の力を注いで撮った作品です。この作品に愛情を注いでいただけるとうれしいです」と日本のファンに向けてメッセージを送った。

　ハンさんは、深田恭子さんやウォンビンさんが出演した０２年の日韓合作ドラマ「フレンズ」で女優デビュー。韓国ドラマ史上最高視聴率を記録した「朱蒙」でヒロインに抜てきされ、「宮廷女官チャングムの誓い」のヒロイン、イ・ヨンエさんの次世代を担う女優として、日本での人気が上昇している。

　「済衆院／チェジュンウォン」は医療時代劇で、大沢たかおさん主演で人気を集め続編の制作も発表された日本のドラマ「ＪＩＮ−仁」（ＴＢＳ系）の韓国版ともいえる作品。朝鮮初の近代西洋医院「済衆院」を舞台に繰り広げられる若き医局員たちの人間模様を描いた。ヨン・ジョンフンさん、パク・ヨンウさんらも出演する。全３６話。

　韓国では５月に放映終了したばかりで、日本ではＣＳ「ＫＮＴＶ」で放映中。ＤＶＤは８月４日からレンタル開始予定。９月８日にはＤＶＤ６枚組み「コレクターズ・ボックス１」（１９９５０円）が発売される。「２」は１０月、「３」は１１月に発売予定。（毎日新聞デジタル）