山田洋次監督が77年に製作した「幸福の黄色いハンカチ」。この不朽の名作とたたえられる作品を、「コーラス」(04年)や「セントラル・ステーション」(98年)のプロデューサー、アーサー・コーン氏がリメークしたのが「イエロー・ハンカチーフ」(ウダヤン・プラサッド監督)だ。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
プロット(あらすじ)は、オリジナルの山田監督版とほぼ同じ。6年の刑期を終えて出所した男が、たまたま知り合った少女と、彼女に思いを寄せる若者とともに、かつて愛した女性が暮らすニューオーリンズを目指すロードムービーだ。
山田版で高倉健さんが演じた役を今作ではウィリアム・ハートさんが、倍賞千恵子さんが演じた妻の役を、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のマリア・ベロさんが演じている。
キャストと舞台が変わった以外、大きな変化がないことに若干物足りなさを覚えるが、お決まりの光景とはいえ、無数の黄色いハンカチが風にはためく光景には、やはり胸が熱くなる。
「幸福の黄色いハンカチ」の原作は、米作家ピート・ハミルさんによる短編小説だ。米国の映画産業に影響を与える作品を作った山田監督はすごいと思うが、それ以上に、ハミルさんの小説に30年以上も前に目をつけ、映画化した山田監督の先見の明に改めて脱帽する。
他の出演者に、ハートの旅に同行する少女役で、「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワートさん。また、オリジナル版にオマージュをささげたいというコーン氏の意向で、オリジナル版に出演した桃井かおりさんも出演している。26日から東劇(東京都中央区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の大ヒット御礼舞台あいさつが12月23日、東京都内で開かれた。イベントでは…
東宝の2025年の配給作品ラインアップ発表会が12月23日、TOHOシネマズ 日比谷(東京都千代田区)で行われ、2024年の興業収入などが発表された。市川南取締役専務執行役員は、…
2012年から7シリーズにわたって放送されたテレビ朝日系の人気ドラマの完結作となる映画「劇場版ドクターX」(田村直己監督)のクランクアップ写真が公開された。主演の米倉涼子さんをは…
俳優の米倉涼子さんが12月22日、東京都内で行われた主演映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督)の“舞台あいさつFINAL”に登場。イベント終盤にあいさつを求められた…
花沢健吾さんのマンガが原作の映画「アンダーニンジャ」(福田雄一監督、2025年1月24日公開)の新キャストが発表された。津田健次郎さんが、謎の存在「アンダーニンジャ(UN)」の声…