鈴木保奈美:私生活と同じ三姉妹の母役「神秘的な縁」で10年ぶり女優復帰 大河「江」でお市に

NHK大河ドラマ「江」の会見に出席した鈴木保奈美さん
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NHK大河ドラマ「江」の会見に出席した鈴木保奈美さん

 上野樹里さん主演のNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」に女優の鈴木保奈美 さん(43)が出演することが28日、発表された。ほかに、宮沢りえさん(37)、水川あさみさん(26)ら豪華キャストが明らかになった。10年ぶりの女優復帰となる鈴木さんは、白地に赤いしまの着物姿で会見に登場、「身に余る大役をいただいて、ここ数カ月不安な日々を送っていたんですが、会見に来て、それが半分期待に変わりました。精いっぱい自分を投げ出して取り組んでいきたいと思います」と意気込みを語った。

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 江は、徳川家康の三男・二代将軍秀忠の正室で、織田信長の妹・お市の三女。豊臣秀吉の側室・淀君は姉になる。江は生まれて間もなく、伯父の信長に父の浅井長政が滅ぼされるなど苦労を重ねながら、3度目の結婚で秀忠に正室として嫁ぎ、三代将軍の家光を出産、娘は天皇家に嫁ぐという波乱に富んだ人生が描かれる。鈴木さんはお市役で、淀を宮沢さん、次女初を水川さんが演じる。秀吉の妻・北政所役で大竹しのぶさん、秀吉の母・大政所役で奈良岡朋子さん、三姉妹のいとこで秀吉の側室・松の丸殿役で鈴木砂羽さんが出演する。

 鈴木さんは90年代に「東京ラブストーリー」(フジテレビ系)などのドラマで活躍。98年にお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明さんと結婚。00年に映画「いちげんさん」が公開されて以来、女優活動から遠ざかっていた。

 会見で鈴木さんは「大変緊張していまして、どういう姿で座っているかもわからない。鏡をみたい気分」と明かし、「気持ちのまとまりと、周りの環境と。プロデューサーから熱心にお話をいただいた。タイミングが魔法のように合わさった。田渕久美子先生の原作脚本で、さらに三姉妹の母。自分も三姉妹の母なのでこれをやるのは私しかいないと思った。この神秘的な縁を大事にしたいと思って(出演を)決断した」と語った。(毎日新聞デジタル)

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