俳優の小栗旬さんが初監督した映画「シュアリー・サムデイ」の公開直前イベントが11日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で行われた。イベントには小栗さんとメーンキャストの俳優陣のほか、シークレットゲストとして音楽を担当した菅野よう子さん、トータス松本さん、手嶌葵さんが登場し、ライブを行った。楽曲提供を自ら依頼するなど、音楽についてもこだわりをみせていた小栗さんは「10代の時にたまたま聞いた『シュアリー・サムデイ』って言葉が、菅野さんやトータスさんのおかげで、こうやっていろんな曲になって聞いてもらえるのがうれしいです」と感慨深げに話した。
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主題歌「シュアリー・サムデイ」を書き下ろしたトータス松本さんは「小栗監督とスタッフの皆さんと、こういう日を迎えられて心からおめでとうございます。おめでとう!」とあいさつ。「(映画の5人が)はじめてバンドをやったときにどういう曲を作るか僕なりに考えて書きました」と主題歌を自ら弾き語りで披露した。小栗さんは「中高のときに、トータス松本さんのつくる曲にすごくパワーをもらってたんです。キャラクターの感情を後押しする曲だと思って、お願いしたんです。(曲を聞いた時は)本当にしびれました」と楽曲を依頼した理由を明かした。
さらに菅野よう子さんと手嶌葵さんによるライブを見た小栗さんは「菅野さんの過去出されたCDは全部持ってるほど菅野さんの音楽が大好きで、もし映画を撮るなら全体の音楽は菅野さんにやっていただけたらと思っていましたが、まさか受けていただけると思わなくて……。どの曲もシーンに合っているので、音楽のおかげでシュアリー・サムデイは200倍くらい良くなりました」と感激していた。
またこの日は、映画のメーンキャストの小出恵介さん、綾野剛さん、鈴木亮平さん、ムロツヨシさんが登場。劇中でのバンド「巧 With シュアリー・スターズ」として、トータス松本さんが手がけた主題歌「シュアリー・サムデイ」を初披露し、1200人の観客をわかせた。
「シュアリー・サムデイ」は小栗監督が4年前に自ら書き上げたプロットを基に、「クローズZERO」シリーズの武藤将吾さんが脚本を担当した。「いつかきっと(シュアリー・サムデイ)」という思いを胸に、タクミ(小出さん)ら5人の高校生は、バンドを組みながら平凡な高校生活を送っていた。しかし、ある日冗談半分で爆破予告をし、1人が本物の爆薬を仕掛けたことで大爆発を起こしてしまう。事件をきっかけに、高校を中退した5人は数々の不幸に見舞われ、人生をやり直すための一発逆転を狙って最後の作戦を企てる……というアクション、サスペンスの要素を盛り込んだ青春ストーリー。17日から全国で公開。(毎日新聞デジタル)
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