踊る大捜査線:劇場版1作目が19% 藤田さん亡き後の「必殺仕事人」が14.4%

「踊る大捜査線 THE MOVIE」に主演した織田裕二さん
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「踊る大捜査線 THE MOVIE」に主演した織田裕二さん

 織田裕二さん主演の人気刑事ドラマシリーズの劇場版第1作「踊る大捜査線 THE MOVIE」が10日午後9時からフジテレビ系で放送され、平均視聴率は19%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが12日、明らかになった。同時間帯に放送された東山紀之さん主演のドラマ「必殺仕事人 2010」(テレビ朝日系)は14.4%だった。

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 「踊る大捜査線」は97年1月にフジテレビ系で連続ドラマがスタートした人気シリーズ。劇場版第1作は98年に劇場公開され、興行収入101億円、観客動員数700万人で、日本の実写映画興行収入の歴代4位につけている。副題は、「湾岸署史上最悪の3日間!」。湾岸署管轄内で、おなかにクマのぬいぐるみが詰められた男の水死体が発見される猟奇殺人事件が発生。同時に連続窃盗事件と副総監誘拐事件が起こり、青島(織田さん)らが捜査しているところに参事官の室井(柳葉敏郎さん)ら本庁の面々が現れ、捜査本部を設置する……というストーリー。3日から劇場版第3作「THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」が公開中で、週末の観客動員数で初登場1位を記録するなど、配給元の東宝では「最終興収100億円突破が見込める」という好調なスタートを切っている。

 「必殺仕事人 2010」は今年2月に死去した藤田まことさん主演の人気ドラマ「必殺仕事人」シリーズの最新作。藤田さん演じる中村主水が主人公の時代劇だが、昨年、17年ぶりに連続ドラマ「必殺仕事人 2009」として復活したものの、「2010」の制作準備中に藤田さんが亡くなり、制作は一度中断。しかし、藤田さんの事務所や遺族から藤田さんの思いが伝えられ、今回のドラマが完成したという話題性もあった。(毎日新聞デジタル)

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