俳優の溝端淳平さん(21)が13日、主演映画「君が踊る、夏」の完成報告会見に登場した。今年の夏をすごしたい女性キャストを問われた溝端さんは「間違いなく、絢音ちゃんでお願いします」と11歳の大森絢音さんを指名。「撮影は大変でしたが、絢音ちゃんにいつも癒やされていたんです。まっすぐでしっかりしてて可愛いし、ぞっこんです」とメロメロの様子。大森さんは「うれしいんですけど、ちょっと年の差が……」ときっぱり。溝端さんは「10歳上だと先に死んじゃうから寂しいと言われて玉砕しました」と残念そうだった。
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映画は、高知からカメラマンを目指して上京したが、自信を失っていた新平(溝端さん)が、実家の母が病に倒れ、5年ぶりに帰郷する。入院先の病院で、高校時代の恋人・香織(木南晴夏さん)の妹のさくら(大森絢音さん)に出会う。さくらは難病のため、この夏が最後になるかもしれないといい、発病する前に新平とよさこい祭りで一緒に踊ろうと約束していたさくらのために、地元の実力チームで纏(まとい)を振っていた新平は、昔のメンバーたちと踊ることを決意する。しかし、祭の当日、カメラマンの登竜門といわれる賞に選ばれ、授賞式への参加を求められる……という物語。
映画でよさこいにチャレンジした溝端さんは「五十嵐(隼士)君はダンスをやってただけあって飲み込みが早かったのであせりました。いいライバル関係でお互いを高めあって、最後は協調性のある纏を見てもらえると思います」と自信を見せ、「ただの青春映画ではなく、大人もあったかい気持ちになれる映画だと思います」と映画をアピール。新平のライバル役を演じる五十嵐さんは「旗をきれいに見せる練習は過酷でした。学校のシーンで、淳平君と放送部の器具を使ってラジオごっこしたのが楽しかったです」と撮影を振り返った。
主題歌は、東方神起の「With All My Heart 君が踊る、夏」。会見では、アイドルグループ「東京女子流」による映画のイメージソング「きっと忘れない」が披露された。9月11日から全国で公開。(毎日新聞デジタル)
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