向日葵の咲かない夏:発売2年でミリオン達成 文庫版で今年4作目 オリコン本ランキング

 19日発表されたオリコン本ランキング(23日付)によると、道尾秀介さんのミステリー作品「向日葵の咲かない夏」の文庫版(新潮社)が、発売から2年で売り上げ100万部を突破した。文庫版のミリオン達成は、本ランキング集計開始の08年4月7日付から通算7作目。今年に入ってからは、外山滋比古さん「思考の整理学」(講談社)、東野圭吾さん「赤い指」(講談社)、湊かなえさん「告白」(双葉社)に続く4作目となる。

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 「向日葵の咲かない夏」は、主人公の小学生が自殺した同級生の謎を追うミステリー。08年8月に文庫版で発売されてから、徐々に売り上げを伸ばしてきた作品で、「このミステリーがすごい!2009年度版作家別投票第1位」の帯が注目を集め、すでに昨年の年間ランキングで文庫部門1位に輝いている。先週時点では99万6000部だったが、今週9000部を売り上げて週間ランキング38位に入り、100万5000部に伸ばした。

 ちなみに文庫部門1位は、東野圭吾さんの「夜明けの街で」(角川グループパブリッシング)で、3週連続首位。2位は、アニメ化された鎌池和馬さんの人気ライトノベル「とある魔術の禁書目録」(アスキー・メディアワークス)21巻、3位は百田尚樹さん「永遠の0」(講談社)が入った。(毎日新聞デジタル)

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