西原理恵子:自伝的ドラマ「崖っぷちのエリー」最終回に登場 「出たがりなんです」

「崖っぷちのエリー~この世でいちばん大事な『カネ』の話」最終回に共演を果たした(左から)山田優さんと西原理恵子さん
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「崖っぷちのエリー~この世でいちばん大事な『カネ』の話」最終回に共演を果たした(左から)山田優さんと西原理恵子さん

 女優の山田優さん主演のドラマ「崖っぷちのエリー~この世でいちばん大事な『カネ』の話」(ABC・テレビ朝日系、毎週金曜午後9時)の最終回(9月3日放送)に、原作者でマンガ家の西原理恵子さんがゲスト出演することになり、21日に都内某所で撮影を行った。山田さん演じる自分の分身、相原絵里子と曲がり角でぶつかりそうになる「通りすがりのおばさん」を演じた西原さんは「普通マンガ家とかは出ない。出たがりなんです」と笑い、「おばさんって記念写真を撮りたがるじゃないですか、あれですよ」と話した。

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 西原さんが演じるのは、「危ないじゃないの!」と山田さんを怒鳴りつけるだけの脇役だが、薄いピンクのターバンに、派手な模様のレギンス、ショッキングピンクのランニング姿で、タイヤを引きずるというインパクト大の格好。西原さんとの共演を楽しみにしていたという山田さんは「西原さんをモニターで見て、すごいハマってるなーと思いました」と共演の感想を伝えると、西原さんは「ナチュラルな45歳の役を与えられることが多いので、誰も気づかないんじゃないか」と話し、「18歳くらいのかなり無理な役をもらえば、相当目立つんじゃないか」と提案していた。

 ドラマの印象を聞かれると、西原さんは「一生懸命やっているなーと。場所をわきまえずに頑張ればどっかでうまくいく。『どこでもいいから描いてやれ』っていうエリーちゃんの姿勢が描かれていてうれしかった」と絶賛。「田舎から何とかして闘志を燃やしている女の子を応援したいんです。『頑張れば何とかなるよ、東京って』って言いたかったんですよ」と熱弁した。

 ドラマは、西原さんが自らの破天荒な半生を「お金」をキーワードにつづった「この世でいちばん大事な『カネ』の話」(理論社)が原作。幼いころから貧乏で不幸な“ダメ女”の相原絵里子(山田さん)が、持ち前のガッツと貧乏ならではの知恵で次々と立ちはだかる障害(=敵)を乗り越え、図らずもマンガ家として成功していく姿を描いた。お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅さんに、小泉孝太郎さん、陣内孝則さんらも出演している。(毎日新聞デジタル)

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