鈴木保奈美:「娘たちと和やかに」会見大幅遅れも終始ご機嫌 11年大河ドラマ「江」京都ロケ

「江 姫たちの戦国」の会見に登場した鈴木保奈美さん
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「江 姫たちの戦国」の会見に登場した鈴木保奈美さん

 上野樹里さん主演のNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」で約10年ぶりに女優復帰する鈴木保奈美さん(44)が7日、ロケ地となる「建仁寺」(京都市東山区)で撮影後、会見に登場。鈴木さんは撮影の遅れで予定より約1時間45分遅れた会見の冒頭で「みなさんおなかがすいてらっしゃると思います。お待たせ致しました。私たちもです」とジョーク交じりでにこやかに語るなど、終始ご機嫌だった。

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 「江」は大河ドラマ50作目となる作品で、織田信長の妹・お市と浅井長政との間に生まれた“浅井3姉妹”の3女・江(上野さん)の波乱に満ちた生涯を描く。江の夫となる徳川秀忠を向井理さん、父・浅井長政を時任三郎さん、おじ・織田信長を豊川悦司さん、豊臣秀吉を岸谷五朗さん、徳川家康を北大路欣也さんが演じる。宮崎あおいさん主演の大河ドラマ「篤姫」を手がけた田渕久美子さんのオリジナル脚本で、同じく「篤姫」の吉俣良さんが音楽を担当する。

 鈴木さんは京都へ「今年の夏に旅行に来た」と明かし、「東京の生まれなので京都は修学旅行で来る場所という感覚。中学生の身には全然面白くない場所だったけれど、大人になったからこそ分かる歴史の重みや町の面白さが、分かりかけてきたところ。普通だったらそっとのぞくだけの建物の中でこういう扮装(ふんそう)をしてお芝居ができるのは、すばらしい、なかなかないチャンス」と笑顔を見せ、「実際に京都へ来て、昨日の夜中にはちらっと琵琶湖も見て、実感がひしひしとわいてきた」と語った。

 この日、鈴木さんらキャストは午前5時ごろから準備に入り、8時半ごろから撮影開始。上野さんが初めてのせりふシーンを撮影したほか、宮沢りえさん、水川あさみさん、ミムラさんが撮影初日だった。一方、既に撮影に入り、“浅井3姉妹”が誕生する前の部分を収録したという鈴木さんは「初めて、少女の娘たちとたま(細川ガラシャ)とご一緒させていただいた。とても和やかにチームワークができた。これから何カ月間、楽しく母と娘としてやっていけそう」とコメント。役どころについて「新幹線も高速道路もない時代に岐阜から近江に行って、福井、京都、尾張に行って。台本を読みながら日本地図とにらめっこして考えている。お市に限らず、(女性たちは)物理的にも精神的にも、今の人よりたくましくないと生きていけなかったんじゃないかと思う。そこが魅力」と話した。

 今後は、約2週間にわたって、京都府内の神社・仏閣、滋賀県内のゆかりの地などで、少女時代の3姉妹や浅井長政と市、信長、秀吉、家康らの出演シーンが撮影される。

 ドラマは11年1月9日から総合テレビで毎週午後8時~同8時45分に放送。初回は午後9時15分までの拡大版。この日の収録分は同年1月30日の第4回で放送予定。(毎日新聞デジタル)

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