藤原紀香:古都・長安で楊貴妃に変身 日中共同制作番組「伝説の美女 楊貴妃」で BS朝日

BS朝日の「伝説の美女 楊貴妃」で楊貴妃にふんした藤原紀香さん
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BS朝日の「伝説の美女 楊貴妃」で楊貴妃にふんした藤原紀香さん

 女優の藤原紀香さん(39)が、11月14日放送のBS朝日10周年記念番組「伝説の美女 楊貴妃」で、世界三大美女の楊貴妃にふんしたことが28日、明らかになった。藤原さんは、中国で放送されたドラマ「楊貴妃秘史」に主演した中国の人気女優・殷桃(イン・タオ)さんと中国西安市の「大唐芙蓉園」で楊貴妃について語り合った。

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 日中共同制作番組「伝説の美女 楊貴妃」は、古都・長安(現・西安)にあるゆかりの地を藤原さんらが訪ね、楊貴妃の暮らした時代や人物像について多角的に紹介していく。唐王朝の絶頂期を生きた第6代玄宗皇帝(在位712~756年)は息子の妻だった楊貴妃を自分の妃とし、亡くなるまで愛を注いだ。2人の情熱的なロマンスは世界中で語り継がれているが、皇帝の寵愛(ちょうあい)を一身に受けた楊貴妃とはどんな人物だったのかに迫る。

 番組で藤原さんは、宮殿跡や皇帝が埋葬された陵墓に残された壁画の修復現場を紹介。現代の西安で宮廷料理に舌鼓を打つ。また、日本で亡くなったという説もある楊貴妃の死の謎や日本や中国で楊貴妃が愛される理由について解き明かしていく。藤原さんは「旅人」として番組をナビゲートし、ナレーションも務める。同じく西安を旅する「旅人」として瀬戸カトリーヌさんも出演する。

 藤原さんは、番組の収録で西安に長期間滞在し、楊貴妃のイメージが変わったといい、「以前は楊貴妃というと、世にもまれな美ぼうが第一印象で、世界三大美人と言われるような外見がビューティーというキャッチーなイメージがありました。今回、旅をしてみて、すごく聡明(そうめい)で、機転も利いて、一人の人を深く愛した女性だなと思います。美しいという観点が、外見だけでなく、インナービューティーも兼ね備えています。そんなビューティーを持っていないと、ここまで語り継がれる存在にはなれなかったんだなと、それをこの旅で知ることができてよかったと思います」と話している。

 また、「楊貴妃は皇帝だけでなく、庶民から愛されていたから、愛されたゆえにいろんな説があります。日本へいったとか……。真相は誰も知らないけれど、聞いただけで楊貴妃の伝説が美しくて、悲しい物語が心に残ります。だから1300年たった今も語り継がれるお話なんだと、この旅をして感じました。真相はきっと玄宗の墓の中にあるかもしれないけれど、それは解き明かしたくないような……知りたいようで知りたくないような感じがします」と思いをはせていた。「伝説の美女 楊貴妃」は11月14日午後9時に放送。

 BS朝日は今年開局10周年を迎え、10月から11年3月までに記念番組を随時放送していく。単発の特番は「伝説の美女 楊貴妃」のほか、「ジョン・レノン生誕70年 木村佳乃のイマジンロード」(12月放送予定)、玉木宏さんが出演する「ダ・ヴィンチの指紋」(12月放送予定)、「奇跡のピアニスト 辻井伸行リサイタル2010」(11年1月放送予定)、成海璃子さんが出演する「癒しのメロディ エリック・サティの世界」(11年3月放送予定)など。レギュラー番組は、坂東三津五郎さん出演の「日本の城ミステリー紀行」(10月8日午後10時)、木佐彩子さんが出演する「いま世界は」(10月10日午後7時)、柴田恭兵さん主演の連続ドラマ「刑事定年」(10月27日午後10時)を放送予定。(毎日新聞デジタル)

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