芦田愛菜:天才子役が大河ドラマ「江」で淀君の幼少期役 オーディションの演技は「断トツ」

 人気子役の芦田愛菜(まな)ちゃん(6)が、上野樹里さん主演のNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」に出演することが30日、明らかになった。愛菜ちゃんは、宮沢りえさん演じる淀君(茶々)の幼少期を演じ、戦乱の中で江が生まれるまでを描いた第1回とその後の回想シーンなどに登場する。NHK初出演となる愛菜ちゃんは「初めての時代劇で、お着物を着たり、せりふの言い方がいつもと違うのがとっても楽しいです」とコメントしており、早くも役柄を楽しんでいるようだ。

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 愛菜ちゃんは、4月から放送されたドラマ「Mother」(日本テレビ系)で、虐待を受けながらもけなげな態度で母親をかばい、心に傷を抱えた母親代わりの教師と共に逃亡する……という熱演が注目を集め、現在は映画を含め数々の作品に出演する人気子役だが、今回、約300通の応募の中からオーディションで起用されたという。

 屋敷陽太郎プロデューサーは「実を言うと、演出家が考えていた茶々子役の劇中でのイメージ年齢は、もう少し上で、芦田さんでは、少し幼いのではないかと感じていました。しかし、オーディションでの演技が、同年代や少し上の年代を含めても“断トツ”だったので、ぜひ、芦田さんにとお願いすることにしました。既に撮影も始まっていますが、脚本の理解が素晴らしく、安定した演技力を発揮されています。今回の大河ドラマ『江』は第50作目。芦田さんは、大河ドラマ第100作目までに何度出演することになるのでしょうね」と、天才子役の将来の活躍にも太鼓判を押している。

 50作目となる11年の大河ドラマ「江 姫たちの戦国」は、織田信長の妹・お市と浅井長政との間に生まれた歴史上名高い“浅井三姉妹”の三女・江の波乱に満ちた生涯を描く。茶々は三姉妹の長女で、妹思いで優しく物静かだが、母・市に似て、時に周囲を驚かす気性の激しさを秘めている。二度の落城で父母を失い、秀吉に引き取られた後に側室となり、秀吉待望の嫡男を産むが、秀吉亡き後、豊臣家は江が嫁いだ徳川家と敵対。天下を二分する攻防の矢面に立ち、大坂夏の陣で生涯を閉じる。愛菜ちゃんが出演する第1回は、11年1月9日放送。(毎日新聞デジタル)

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