吸血鬼と人間の少女の禁断の恋を描いたベストセラーを映画化した「トワイライト」シリーズが11月12日、「金曜ロードショー」（日本テレビ系）で地上波初放送されることが11日、明らかになった。第1作「初恋」と全米初日興行収入で歴代トップに輝いた第2作「ニュームーン」を特別編集したスペシャルバージョン「トワイライト　金曜ロードショー特別版」として30分拡大放送の予定で、主人公の女子高生・ベラの声を女優の桐谷美玲さん、バンパイア・エドワードの声をウエンツ瑛士さんが務める。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　「トワイライト」シリーズは、全世界で累計1億部を売り上げ、「トワイライター」と呼ばれる熱狂的なファンを生み出しているステファニー・メイヤーさんの人気小説が原作。人づきあいが苦手な主人公のベラ（クリステン・スチュワートさん）は、高校で完ぺきな容姿を持つエドワード（ロバート・パティンソンさん）と出会い心を引かれるが、なぜかエドワードはあからさまにベラを避ける。ある日、エドワードの超人的な力を目撃したことをきっかけに、ベラはエドワードの正体が不死身のバンパイアであることを知るが、強い恋心を抱いてしまう……というストーリー。

　第1作「初恋」は全世界で興行収入380億円以上のヒットを記録し、第2作「ニュームーン」は全米初日興行収入で歴代トップを記録し、全米初日3日間で興行収入が1億4200万ドルを突破し、全米オープニング成績でも「ダークナイト」、「スパイダーマン3」に次ぐ歴代3位となった。11月6日からは第3作「エクリプス」が日本で公開される。

　吹き替えは初めてという桐谷さんは「本当にできるのかという不安がすごく大きかったんですけど、隣でウエンツさんがいてくださるので、すごい引っ張ってくださって、最後はすごく楽しくなりました」と語り、一方のウエンツさんも洋画の吹き替えは初めてで、「役者の表情が見えるんで、台本を普通に読んだ感想と、役者の方の演技を見ることができ、すごく貴重な体験だったなあと、楽しかった」と話した。

　収録は2日間にわたって行われ、ウエンツさんは「個人的には気づいてもらいたい気もしますけど、気づかれちゃダメな気もしますし、これをみなさんに見ていただくときには、最後まで誰なんだろうっていう気持ちでいてもらったらうれしい」と振り返り、桐谷さんは「ベラとして見てほしい。映画を見ている人とかイメージがあると思うんですけど、それでも桐谷美玲じゃなくて、ベラがしゃべってるんだ、気持ちで動いてるんだって思いながら見てもらえたらうれしい」とアピールしている。（毎日新聞デジタル）