渡る世間は鬼ばかり:最終シリーズ初回視聴率13.3% 橋田壽賀子の人気ドラマが見納め

「渡る世間は鬼ばかり」最終シリーズの制作発表会見に登場した橋田壽賀子さん(中央)、泉ピン子さん(右から3人目)、出演者ら
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「渡る世間は鬼ばかり」最終シリーズの制作発表会見に登場した橋田壽賀子さん(中央)、泉ピン子さん(右から3人目)、出演者ら

 放送開始からまる20年を迎えたTBSドラマシリーズ「渡る世間は鬼ばかり」(TBS系)の10作目となる最終シリーズの第1回が14日放送され、初回視聴率は13.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

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 「渡る世間は鬼ばかり」は、橋田壽賀子さん脚本、石井ふく子プロデューサーのコンビで、橋田壽賀子さん脚本、石井ふく子プロデューサーのコンビで、幅広い世代から支持を得ており、第9シリーズまでの視聴率は平均21.3%という驚異的な記録を残している。

 ドラマは、食事処「おかくら」を経営する岡倉大吉(宇津井健さん)と泉ピン子さん、長山藍子さん、中田喜子さん、野村真美さん、藤田朋子さんが演じる5人姉妹との物語。娘たちの結婚、家庭問題など暮らしぶりを追いながら、それぞれの世代が抱えた問題や悩みを描き、家族を問いかけるホームドラマ。えなりかずきさんらおなじみのキャストが20年間演じ続け、シリーズ途中で、岡倉夫妻役の藤岡琢也さんと山岡久乃さんが死去し、大吉役は宇津井さんが引き継いでいる。

 最終シリーズ第1話は、それぞれ忙しい生活を送っていた岡倉家の5人の娘たちだったが、ある日、次女・五月(泉さん)が、今年大吉が80歳を迎えることに気づく。しかし、肝心の誕生日が分からず、弥生(長山さん)も文子(中田さん)も葉子(野村さん)も長子(藤田さん)も、大吉の誕生日を覚えていなかった。それぞれが自分の暮らしで精いっぱいの中、大吉の傘寿の祝いを無事に開くことができるのか……というストーリー。ドラマは毎週木曜午後9時放送。(毎日新聞デジタル)

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