市川由衣:洋服選びと料理にこだわり いつでも奥さんに!? ドラマ「桂ちづる 診察日録」主演

最近は「服の色で遊ぶ」という市川由衣さん
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最近は「服の色で遊ぶ」という市川由衣さん

 女優の市川由衣さんがドラマ初主演で、時代劇に初挑戦したNHKのドラマ「桂ちづる診察日録」(毎週土曜午後7時半)が放送中だ。舞台は江戸時代、シーボルトに学んだ新米蘭方医・桂千鶴という架空の女医を市川さんが体当たりで演じている。殺陣シーンもあるため、撮影前に道場に通って特訓したという市川さん。素顔は、おしゃれ好きで焼き肉やお酒も大好きという飾らない女性だった。(細田尚子/毎日新聞デジタル)

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 市川さんのこだわりはファッション。服を選ぶのが楽しいといい、「撮影中はずっと和服なので、撮影の行き帰りはゆったりとした格好で、Tシャツにパンツとか、ワンピースだったり、締め付けない楽な感じの服を着ています」という。

 以前していた格好と変化したのは色合いだ。「前は黒っぽい色が多かったんですけど、最近は鮮やかな色合いが増えてきました。最近は服で元気になりたいというのがあって、グリーンとかピンク色とか、服の色で遊ぶことが多いですね」と笑顔で話した。確かに取材のときも、ペパーミントグリーンのフワッとしたワンピースにブーツという組み合わせだった。

 なるべく自炊するようにしているといい、料理にもこだわりがある。「料理をしていると何か嫌なことがあってもおいしいものができると忘れられる」といい、「素材を探しにスーパーに行くのも好き。チラシを見て、特売品とかをチェックして。そんなふうに主婦みたいなことをするのが好きです」と笑う。料理は「煮物とかハンバーグ、しょうが焼きとか和食系、なんでも作りますね」というので、「いつでも奥さんになれますね」と振ると、「そうですかね~」と照れ笑いしていた。

 ドラマの打ち上げは焼き肉にしたいと他の出演者たちに伝えている。「普段はあまりお肉は食べなくて、野菜や魚中心のメニューだったんですけど、猛暑の中(撮影は夏から開始している)での撮影というのと、ハードスケジュールなので、1週間に1回はお肉が食べたくなるんですね。それで撮影の休みのたびに焼き肉を食べていて、前日に『明日どこに行くの?』と聞かれるたびに『焼き肉です』と答えていたら、焼き肉好きみたいに思われちゃって(笑い)」と現場ではすっかり“焼き肉好き”だというイメージが定着しているようだ。

 お酒も「飲むときはとことん」だそうだが、撮影中は控えている。「お肉を食べるときにマッコリとかを1杯だけとかは飲みますけど……」と“酒断ち”とまではいかないが、少なめに抑えているので、ドラマの打ち上げでは「とことん飲みますか?」と聞くと、「はい」と即答だった。「共演者の方と飲みに行きたいんですけど、なかなかそういう機会がなくて。たまに行くときは私だけのシーンを撮影した後、スタッフさんとだったりするので、まだ皆さんと行けてないんですよね」と残念そうで、「遠藤(憲一さん=市川さん演じる千鶴の亡父役)がお酒が大好きらしいので、楽しみです」と目を輝かせていた。

 次回は、「一生続けたい」という女優の仕事について聞いた。

 <プロフィル>

 1986年2月10日、東京都出身。スカウトされ、グラビアアイドルとして活躍後、01年にドラマ「渋谷系女子プロレス」で女優としてデビュー。03年には「呪怨」で映画に初出演し、歌手としても活動した。06年に「サイレン~FORBIDDEN SIREN」で映画初主演。代表作は映画「NANA2」(06年)など。ドラマは「4姉妹探偵団」(08年)、「RESCUE~特別高度救助隊」(09年)などにレギュラー出演。映画は「クロサギ」(08年)、「ひゃくはち~我ら補欠 夢と煩悩のかたまり~」(08年)、「罪とか罰とか」(09年)などに出演した。趣味は和太鼓で中学時代は「和太鼓部」だった。特技は水泳。身長158センチ。血液型A。NHKの土曜時代劇「桂ちづる診察日録」は毎週土曜午後7時半に放送。また、市川さんはWOWOWで11月21日から放送する連続ドラマW「東野圭吾『幻夜』」に定食屋の看板娘役でレギュラー出演する。

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