浅野温子:「なぜほれたんだろう……」夫役・竹中直人のふざけぶりにあきれ顔 「フリーター、家を買う。」

「フリーター、家を買う。」の舞台あいさつに登場した浅野温子さん
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「フリーター、家を買う。」の舞台あいさつに登場した浅野温子さん

 アイドルグループ「嵐」の二宮和也さん(27)が主演するドラマ「フリーター、家を買う。」(フジテレビ)の完成披露試写会が15日、東京都内であり、二宮さんと浅野温子さん(49)ら共演者が舞台あいさつに登場。浅野さんは夫役の竹中直人さん(54)が冒頭のあいさつでふざけて意味不明な言葉でまくし立てるのを聞いて「(自身の役名)寿美子はなぜお父さんにほれたんだろう……」とあきれ顔だった。

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 ドラマは、有川浩さんの同名小説が原作。わずか3カ月で会社を辞め、だらしない生活を送っていた武誠治(二宮さん)は、ある日、母・寿美子(浅野さん)が重度のうつ病にかかっていることを知る。父・誠一(竹中さん)は家から逃避、姉も結婚して家を出ていた。誠治は、就職活動をするものの、失敗続き。仕方なくアルバイトを始めた土木工事現場で、目標に向かって明るくたくましく働く千葉真奈美らに出会ったことで働くことの意味に気付いた誠治は、家族のために家を買うことを目標に、再出発のスタートを切る……という社会派ホームドラマ。脚本は「不毛地帯」「僕の生きる道」の橋部敦子さん、「わが家の歴史」「古畑任三郎」の河野圭太さんが演出を手がける。主題歌は「嵐」の「果てない空」(11月10日発売)。

 舞台あいさつには、ヒロイン・真奈美役の香里奈さん(26)、誠治の姉で母の一番の理解者である亜矢子役の井川遥さん(34)、土木会社社長役の大友康平さん(54)、土木アルバイト哲平役のアイドルグループ「関ジャニ∞」の丸山隆平さん(26)も登場。

 二宮さんは「シリアスなドラマですけど、大友さんと竹中さんが異様にふざけるので空気が和む。(2人は)ずっとふざけてる」とコメント。それを聞いた竹中さんは「失敬だな! 本番はちゃんとやってるよ」と反論したが、井川さんに「(竹中さんが出ていない)私たちのシーンでは音を出したり、“変顔”したりしてます」と指摘されて、共演者らは大笑いだった。

 また大友さんも「浅野さんと井川さんとのシーンは非常に難しい」と話して浅野さんと井川さんに「今日初めて会った」と突っ込まれ、自身の真っ白のスーツ姿について「今日は3曲ぐらい歌わせてもらえるって聞いたからステージ衣装で来た」と話すなど終始、ジョークを飛ばしていた。浅野さんは撮影現場を「だいたいこんな雰囲気。本番が終わるとみんな“プッツン”してる」と振り返り、「芝居ではみんなすごくまっとうなせりふをしゃべっていて、私のことを心配してくれる。まじめに言えば言うほど妙におかしい。妙なコメディーみたい」と笑っていた。

 同作は二宮さんの2年ぶりの主演連続ドラマで、浅野さんは約14年ぶりに同局の連続ドラマに出演する。放送は19日から毎週火曜午後9時。初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)

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