野際陽子:フジ昼ドラ最年長ヒロイン「最後まで死なないで…」 羽田美智子と「花嫁のれん」

「花嫁のれん」の制作発表に出席した野際陽子さん(左)と羽田美智子さん
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「花嫁のれん」の制作発表に出席した野際陽子さん(左)と羽田美智子さん

 女優の野際陽子さん(74)と羽田美智子さん(42)が18日、ダブル主演する昼の連続ドラマ「花嫁のれん」(東海テレビ、フジテレビ系)の制作発表会見に出席。同枠のドラマ史上最年長のヒロインとして紹介された野際さんは「私はヒロインのつもりではなかった……」と苦笑いで、「(役柄は)老舗旅館をもり立てる素晴らしい人。珍しくいい人(の役)です」と語った。30分の帯ドラマに出演するのは初めてで、ハードなスケジュールに対し、「来年は後期高齢者に突入します。そんなに健康に自信があるわけではない。(撮影が)詰まると血圧が上がってしまう。最後まで死なないでいきたい」とジョークを飛ばしていた。

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 「花嫁のれん」は同枠187作目で、借金を抱えた夫が蒸発し、自分が務めていた旅行代理店が倒産したアラフォーの奈緒子(羽田さん)が、夫の実家で姑の志乃(野際さん)が大おかみを務める金沢の老舗旅館で仲居を始め、二人の女性のぶつかり合いを描いた物語。脚本はNHKの連続テレビ小説「どんと晴れ」(NHK)や大河ドラマ「天地人」の脚本家・小松江里子さんが手がける。主題歌は岡本真夜さんの「Beautiful Days」が起用された。

 花嫁のれんは能登半島の七尾市近辺で受け継がれている嫁入り道具のひとつで、女性の実家の家紋を染め抜いた加賀友禅の染め物。通常は花婿の家の仏間にかけられるが、現在では披露宴会場に飾られることもあるという。

 会見には志乃の孫で若女将・瑠璃子(るりこ)役の里久鳴祐果(りくな・ゆか)さん(22)、友禅職人役の内田朝陽(うちだ・あさひ)さん(28)、仲居頭役の烏丸せつこさん(55)、瑠璃子の父で旅館の支配人を演じる小林すすむさん(56)、志乃の夫で旅館の板長を演じる山本圭さん(70)、草川拓弥さん(16)、木村真那月さん(9)も出席した。

 放送は11月1日から毎週月~金曜午後1時30分。12月末まで放送予定。(毎日新聞デジタル)

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