ロバータ・フラック:WOW FES!で平井堅、ラウル・ミドンと共演 26、27日に武道館で

26、27日に日本武道館で平井堅さんと共演するロバータ・フラックさん(左)とラウル・ミドンさん
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26、27日に日本武道館で平井堅さんと共演するロバータ・フラックさん(左)とラウル・ミドンさん

 米R&B歌手のロバータ・フラックさんが、日本人歌手の平井堅さん、全盲の米歌手ラウル・ミドンさんと、WOWOWのイベント「WOW FES!」の一環として26、27日の2日間、日本武道館(東京都千代田区)で共演することになり、このほど来日した。公演前にミドンさんとともにインタビューに応じたフラックさんは、共演する平井さんについて「彼は繊細で美しく、心のあるシンガー。何百回と歌ってきた『やさしく歌って』をまた新たなアーティストと共演できるのは感慨深い。新しい反応や新しいストーリーが生まれるのを楽しみにしている」と期待を込めた。

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 フラックさんは、ミドンさんに対しても「アメリカに住んでいてラウルの存在を知らない人はいない。さまざまなアーティストとコラボしていたのを知っている。天才だけでなく、すばらしいアーティスト。共演が楽しみ」と期待を寄せると、ミドンさんも「言葉にできないくらいロバータのことを尊敬している。彼女は生きている伝説だ。我々後輩もみんなリスペクトしている。彼女のように昔から活動しているアーティストから知恵をもらいたい」と応えた。また、ミドンさんは平井さんについて「彼は繊細なだけでなく、フィーリングを込めて歌うアーティスト。彼が加わることでステージは幅広いものになると思う」と話した。

 フラックさんは「やさしく歌って」や「愛は面影の中に」など数多くのヒット曲を歌ったことで知られる歌手。1969年にデビューし、73年と74年には連続でグラミー賞を獲得。ダニー・ハサウェイさんとの「きみの友だち」、ピーボ・ブライソンさんとの「愛のセレブレーション」などデュエット曲でも話題を呼んだ。

 ミドンさんは未熟児で生まれ、全盲となる。大学卒業後に音楽活動を開始し、ジェニファー・ロペスさんやフリオ・イグレシアスさんらと共演。02年、拠点をニューヨークに移し、ジェフ・ベックさんのライブの前座を務めたり、ハービー・ハンコックさんのアルバムに参加し、スティービー・ワンダーさんのカバー「心の愛」でボーカルとギターを担当した。05年にデビューアルバムを発表。マウストランペットやギターをたたいてパーカッション代わりにするという独特のパフォーマンスで人気を博す。

 3人の共演の模様は、27日午後7時から「生中継! WOW FES! presents The Miracle of Music Ken Hirai with Roberta Flack and Raul Midon」として放送される。(毎日新聞デジタル) 

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