てっぱん:朝ドラ1カ月 視聴率好調 視聴者参加ダンスが話題 会長も「ヒロインの笑顔心地よい」

「てっぱん」の一場面=NHK提供
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「てっぱん」の一場面=NHK提供

 9月27日にスタートしたNHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」(毎週月~金曜午前8時)が放送開始から1カ月たったが、視聴率は好調を維持している。初回18.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で9月30日放送の第4回と10月21日放送の第22回にはこれまで最高の18.7%を記録。27日までの平均で17.2%と“高値安定”で推移している。

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 「てっぱん」は広島県尾道市と大阪を舞台に、女優の瀧本美織さん演じるヒロインのあかりが、ひょんなことから自分が養子だったことを知り、それまで存在を知らなかった祖母・初音が暮らす大阪へ出て、て2人でお好み焼き屋を開業して奮闘する物語。母・真知子を安田成美さん、祖母・田中初音を富司純子さんが演じている。

 1週目の平均視聴率は17.6%。2週目は16.5%と少し落ちたが、3週目は17%、4週目は17.2%、5週目は17.6%と徐々に復調し、27日までの1カ月の平均は17.2%(ビデオリサーチの調査を基にNHKが集計)となった。

 10月にスタートした民放の連続ドラマの初回視聴率と比較すると、民放1位は、放送10年目を迎えた水谷豊さん主演の「相棒 シーズン9」(テレビ朝日系、水曜午後9時)の17.7%、2位はアイドルグループ「嵐」の二宮和也さんが2年ぶりに連ドラに主演した社会派ホームドラマ「フリーター、家を買う。」(フジテレビ系、火曜午後9時)と、女優の米倉涼子さんが主演するドラマ「ナサケの女~国税局査察官~」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の17.6%で、「てっぱん」は初回18.2%と頭一つ出た数値を記録。

 視聴者参加型のオープニングも話題で、NHKの福地茂雄会長は、14日の局長会見で「ヒロインの笑顔が心地よく、タイトルのダンスシーンも面白いなどの声を聞いています」と好調を喜んでいる。また、「てっぱん」に続いて放送の、「V6」の井ノ原快彦さんらが出演している情報番組「あさイチ」(前半)が視聴率10%前後を記録し、この時間帯の同様の番組に比べて好調で、福地会長はその理由を「主婦のみなさんが共感を持てる内容が多いことと、井ノ原さん、有働由美子アナウンサー、柳澤秀夫解説委員の3人の雰囲気がとてもいいという声をいただいています」と答えている。

 オープンニングのダンスは特設サイト(http://www9.nhk.or.jp/teppan/dance/info.html)で募集している。(毎日新聞デジタル)

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