西野カナ:「夢のよう」ダブルピースで大喜び 植村花菜、AAAらと紅白歌合戦初出場者会見

ダブルピースで紅白初出場を喜ぶ西野カナさん
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ダブルピースで紅白初出場を喜ぶ西野カナさん

 大みそかに放送する「第61回NHK紅白歌合戦」の出場者が24日発表され、初出場となった歌手の西野カナさん(21)、植村花菜さん(27)、クミコさん(56)、男女7人組ユニット「AAA」が会見した。西野さんは「歴史のある番組に自分が出場できるなんて、夢のよう。家族も友達もみんな喜んでいる。精いっぱい歌いたい」と笑顔で話し、ダブルピースで喜びを表現していた。

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 西野さんは「会いたくて 会いたくて」などをヒットさせ、着うたなどの音楽配信で常に上位を獲得している。西野さんは、紅白歌合戦への出場を「昨日ライブが終わった後に聞いた」と明かし、「(スタッフら)みんなの夢だったので『おめでとう』とみんなで言い合いました。出られるだけで楽しみ。自分の歌を心を込めて歌うことに集中したい」と意気込んだ。

 自身が体験した祖母とのきずなを歌った9分52秒の「トイレの神様」が泣ける曲として話題となった植村さんは「昨年の12月31日はNHKラジオの生放送に出演していて、『来年は出られたらいいな』と話していた。信じられない気持ちでいっぱい。みなさんの心に届く歌を歌いたい」とコメント。出場を聞いて「声にならない声を上げて『マジで?』と5回ぐらい連発しました。まだ信じられなくて夢のような感じ」と喜びを表現した。

 原爆の子の像のモデルとなった佐々木禎子さんをモチーフにした「INORI~祈り~」が大きな反響を呼んだクミコさんは「紅白に自分が出られる日が来るとは全く思っていなかった。出たいという気持ちもほとんどなかったかもしれない」と語り、「『祈り』という曲は私個人の曲ではなく、いろんな人の思い、痛みを背負った曲。この人たちのためにも自分が出なければいけない」と話した。

 白組で出場する「AAA」の宇野実彩子さん(24)は「女性として白組に出させていただくのもめずらしいと思うので、その体験を楽しみたい」と笑顔で、浦田直也さん(28)は「白組の勝利に貢献できるよう頑張る」と意欲を見せていた。

 沖縄出身の5人組バンド「HY」はライブ出演のため、会見を欠席。「今回、紅白歌合戦を通して、HYの音楽を初めて知る方も多いと思いますが、僕たちらしく一生懸命歌いたいと思いますので、応援よろしくお願い致します」とメッセージを寄せた。

 「第61回NHK紅白歌合戦」は、白組司会者をアイドルグループ「嵐」、紅組司会者を今春の朝ドラでヒロインを務めた女優の松下奈緒さんが担当する。同番組をPRする「紅白応援隊」は関根麻里さん、テリー伊藤さん、水樹奈々さんが起用された。「歌でつなごう」がテーマで、初のオリジナルキャラクター「ウタ♪ウッキー」も作られた。放送は12月31日午後7時半~同11時45分。(毎日新聞デジタル)

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