爆問太田光:小説家デビュー作が文芸書部門首位 タレント本では「ホームレス中学生」以来

太田光さんの短編集「マボロシの鳥」(新潮社)の表紙
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太田光さんの短編集「マボロシの鳥」(新潮社)の表紙

 25日発表されたオリコン週間本ランキング(29日付)で、お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光さんの短編集「マボロシの鳥」(新潮社)が1万1000部を売り上げ、文芸書部門1位を獲得。10月29日の発売から4週目で、累計売り上げも4万2000部となり、5万部突破が見えてきた。

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 タレントによる同部門首位は、08年4月14日付のお笑いコンビ「麒麟」の田村裕さんの「ホームレス中学生」以来2年7カ月ぶり。同書は、今月8日付で初めてランクインしてから、同部門では前週22日付の2位が最高位だったが、今週ついに東川篤哉さんの「謎解きはディナーのあとで」(小学館)、夏川草介さんの「神様のカルテ 2」(小学館)などを抑え、首位に立った。

 「マボロシの鳥」は、太田さんの小説家デビュー作。芸人の一瞬の輝きを一羽の鳥に託した表題作で、砂漠とテロの国で守りたいものを問う「奇跡の雪」、いじめに遭う高校生のプライドを描く「ネズミ」など、太田さんが1年半かけて書きためたという短編9編を収録している。四六判で292ページ、1575円。ビートたけしさんや作家の角田光代さんらが帯に推薦文を寄せている。(毎日新聞デジタル)

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