ワーナーミュージック：40周年記念特別番組　豪華競演ライブにコブクロ、Superflyなどが出演

　10年に創立40周年を迎えたワーナーミュージック・ジャパン（東京都港区）が、10月末に2日にわたって記念イベント「100年 MUSIC FESTIVAL」を開催した。会場となった日本武道館（東京都千代田区）には、同レーベルに所属するそうそうたるアーティストが勢ぞろいし、スペシャルなライブを繰り広げた。

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　同社は「次の世代にも、次の次の世代にも愛される音楽を。そんな“100年 MUSIC”を世界中に響かせたい」という思いを込めてこのイベントを開催。

　10月30日の初日は、100年先まで鳴り響く歌声の持ち主を探すため開催された「VOICE POWER AUDITION」の優勝者・指田郁也（さしだ・ふみや）さんの堂々たるお披露目ライブで幕を開け、ボーカリスト越智志帆さんのソロユニット「Superfly」がスケールの大きなバンドサウンドで会場を一気に盛り上げながら、新曲「Eyes On Me」を含むナンバーを次々と披露していく。長崎出身のシンガー・ソングライター九州男（くすお）さんは音楽を愛する気持ちをストレートに表現、「つらいときも音楽があったから今の自分がいる」とMCで語った。続いてロックバンド「ROCK'A'TRENCH」は、リアルな言葉とテンション高いバンドサウンドを爆音で響かせた。その後、登場したのはトータス松本さん。ギター1本で存在感抜群のライブを繰り広げた。この日、ラストを飾った男性デュオ「コブクロ」は、支えてくれているファンやレーベルへの感謝を込めた感動の歌声でステージを締めくくった。

　2日目はヒップホップユニット「RIP SLYME」がお得意のアゲアゲなナンバーで盛り上げ、その後、「Superfly」が前夜に続く熱いパフォーマンスで観客を魅了した。シンガー・ソングライターの馬場俊英さんは、この日のためだけに結成された「100年MUSIC BAND」とともに優しく力強いメッセージを曲に乗せて届けた。ロックバンド「the brilliant green」はマイペースで個性豊かなステージで独特の存在感を印象づけた。終盤はトータスさんのソウルフルなナンバーからBONNIE PINKさんの個性的な歌声、そしてラストの「コブクロ」へとバトンが渡された。コブクロは力強いハーモニーを響かせながら、MCでは「最初の武道館を思い出して感極まった」と涙し、観客に感動の輪が広がった。マイクを通さず全員で歌った「桜」の大合唱でイベントは熱く長い拍手に包まれフィナーレを迎えた。

　WOWOWは2日間のステージの模様を中心に、「100年 MUSIC」に寄せたアーティストからのメッセージをおり交ぜ、3時間に凝縮した特別番組「100年 MUSIC FESTIVAL～ワーナーミュージック・ジャパン40周年記念特別番組」を27日午後6時からハイビジョン放送する。100年先にも残したい、そんな思いのこもったアーティストたちの歌声や熱いメッセージを番組でチェックしよう。（毎日新聞デジタル）