アイドルグループ「AKB48」の総合プロデューサー・秋元康さん(54)が6日、映画「インセプション」のブルーレイ・DVD発売イベントで、今年最も記憶を植え付けた(インセプションした)人物として、「インセプション アワード」を贈られた。お祝いに駆けつけたメンバーの指原莉乃さん(18)に、秋元さんは「指原はアイドル向きじゃない。放送作家にならないかと勧めている」と話した。
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秋元さんは、新語・流行語大賞のトップテンにも選ばれた「AKB48」の活躍や、姉妹グループ「SKE48」のブレーク、「SDN48」の日韓同時デビュー、「NMB48」の誕生などで影響を与えたことから同賞に選ばれた。秋元さんは「映画の宣伝用の賞なので来年はない。僕だけがもらう不思議な賞。しかもAKBと一緒に出るなんて恥ずかしい。ほかの映画だったらお断りしていた」と苦笑いし、「(同映画の)クリストファー・ノーラン監督のためなら宣伝でもいいかなと思った」と話していた。
指原さんは、同映画が夢の中に入り込んで記憶を植え付ける物語であることから「秋元さんの夢の中に入って指原をセンターにするという計画を実行したい。まずは一度、前田(敦子)さんと大島(優子)さんのことを忘れてもらって……」とコメント。それを聞いた秋元さんは「センターを務める人でしゃべる人はいない。アイドルと言われる人は話を切ろうとするけど、指原は延ばそうとするからアイドル向きじゃない」と指摘し、「ブログも面白いし、何年かしたら(放送作家として)AKBの裏方に……」と話した。それでも指原さんは「センターになりたい!」と抵抗していた。イベントでは、映画に出演した俳優の渡辺謙さん(51)からお祝いのビデオメッセージが届き、「AKB48」の仁藤萌乃さん(18)、横山由依さん(17)も駆けつけた。
映画「インセプション」(クリストファー・ノーラン監督)は、渡辺さんと米俳優のレオナルド・ディカプリオさんの初共演作。人の夢に潜り込み、アイデアを盗む犯罪スペシャリストが、アイデアを盗むのではなく植えつける「インセプション」というミッションを依頼され、事件に巻き込まれていく……というストーリー。DVDは3480円、ブルーレイとDVDのセットは3980円、ブルーレイとDVDのセットの「プレミアムボックス」は4980円。7日発売。(毎日新聞デジタル)
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