織田裕二:「自ら動いて流れ変える」ドラマ版黒田にやる気 ビョンホンらと制作発表

主演ドラマ「外交官・黒田康作」の制作発表に登場した織田裕二さん
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主演ドラマ「外交官・黒田康作」の制作発表に登場した織田裕二さん

 俳優の織田裕二さん(43)が20日、羽田空港新国際線ターミナルで行われた主演ドラマ「外交官・黒田康作」の制作発表に、共演者の韓国俳優イ・ビョンホンさん(40)、柴咲コウさん(29)、香川照之さん(45)と登場。織田さんは「黒田を演じるのは3回目。最初映画があって次に動画があった。毎回新たな発見がある魅力あるキャラクター。黒田は自ら動いて流れを変える男。生き方は僕自身にも参考になる。(黒田役を)気に入っている」とやる気をみせていた。

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 「外交官・黒田康作」は織田さんが主演し、黒田康作を演じた09年の映画「アマルフィ 女神の報酬」から生まれた連続ドラマ。邦人テロ対策室に所属する黒田康作が邦人を守るという信念を胸に奔走するストーリー。黒田は米サンフランシスコ、メキシコ、日本を舞台に国境を越えて事件に挑む。柴咲さんは黒田のパートナーで、地図オタクの女刑事・大垣利香子、香川さんはかつて黒田と共にメキシコで勤務していた元外交官の霜村毅を演じ、今回が日本の連続ドラマ初出演となるビョンホンさんは、黒田と旧知の仲の情報提供者・ジョンを演じる。

 米サンフランシスコで行った撮影について「最高ですね。撮影に対しての理解が非常に進んでいて楽でした。10話まで向こう(サンフランシスコ)で撮っていたい気分でした」と振り返り、「オフはあったかなー。まったく覚えてないですね」と、ここでも仕事モードだったことを明かしていた。

 ビョンホンさんは、初共演した織田さんについて「誠実な俳優さんだと強く感じた。どの瞬間もとてもまじめで(役を)研究し、自分の感情をコントロールしている。スーツが似合うジェントルな方」と絶賛した。自身の役柄については「特別出演は小さな役の中で何かを見せて、(物語に)とけ込まなければいけない」とその難しさを述べ、実際に役柄のような生活をしていた人物にアドバイスをもらって「なるべくリアリティーがあるように演じた」と話した。

 香川さんは「イ・ビョンホンさんと同じ髪形にしてみました。かぶってる」とうれしそうにコメント。そんな香川さんの髪形を見て笑顔を浮かべたビョンホンさんに「まったく気づきませんでした」とばっさり切り捨てられていた。またサンフランシスコでのロケを振り返り、「(オフは)買い物をしました。子どももいるので……。帰りにスーツケースが1個増えました」と話したり、子どもの同級生の父親“パパ友”とのエピソードや、サンフランシスコで納豆が食べられるようになったエピソードを披露したりするなど終始、ご機嫌の様子だった。

 柴咲さんは「町を散策しました。円高だったので安くブーツが買えました」と笑顔で、来年の抱負について「できることとやりたいことを両方やる貪欲な年にしたい。毎日、今日もやりきったと思いながらバタンと寝たい」と意気込んでいた。

 放送は11年1月13日から毎週木曜午後10時。初回は午後9時スタートの2時間スペシャル。(毎日新聞デジタル)

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