俳優の高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第92回(2月10日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値は午前8時3分の63.0%だった。
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「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。ヒロインの松野トキと、その夫となるレフカダ・ヘブンのモデルは、松江の没落士族の娘、小泉セツと、「怪談」などの著作で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だ。ドラマの中では大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描くという。
第92回は、錦織(吉沢亮さん)が、松江中学の校長になってヘブンと島根の教育を盛り上げると意気込むが、ヘブン(トミー・バストウさん)はタエ(北川景子さん)や勘右衛門(小日向文世さん)にも熊本に行くことを伝え、準備を進める。そして、錦織もついに、江藤(佐野史郎さん)から聞かされ、ヘブンが松江を離れることを知る。
テレビの前の視聴者のうち、画面を注視していた人の割合を示す「注目度」は、午前8時3分ごろからエンディングまで、多少上下するものの、横ばいに近い状態が続いた。そんな中で、この日の最高値となったのはオープニング明け間もなくの午前8時3分に記録した63.0%だった。
午前8時3分は、トキとヘブンがタエが住む雨清水家に出かける場面。そこには勘右衛門もすでに到着し、2人を待っていた。久しぶりに孫娘の顔を見る勘右衛門が満面の笑みでトキを迎える。実は“ラストサムライ”勘右衛門は、登場すると注目度がいつも跳ね上がる人気キャラクター。勘右衛門の出番はしばらくなかったため、視聴者にとっても「待ってました!」と言わんばかりのニコニコで迎えたことだろう。刀を振り回さなくてもやはりその人気は変わらないようで、この日も勘右衛門の登場シーンが注目度の最高値となった。
次に注目度が高かったのは午前8時8分の62.4%。トキとヘブンが雨清水家から戻ってくると、司之介(岡部たかしさん)がフミ(池脇千鶴さん)の指導の下、漬物を漬けている。なぜ、松野家の当主、司之介が漬物を漬けているのかなどと、なごやかな家族の会話が続く中、司之介は「ええぞ、わしらは」とさらりと言う。熊本行きに同意するということらしい。トキが反対する中、家族は順に賛成し、外堀が埋まっていく。
ちなみに、錦織が江藤知事からヘブンの熊本行きを聞かされるのは午前8時11分台後半。午前8時12分以降は、ヘブンのもとに駆けつけた錦織が「本当の理由は何ですか?」と問い詰める場面になる。注目度は午前8時11分から12分にかけて、少し上昇したが、あとは60%前後で最後まで横ばい状態でほとんど伸びなかった。
活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)
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