ビートたけし:特番「ガチバトル」で司会役 事情通同士の激論仕切る

トークバトル番組「ビートたけしのガチバトル」の収録後に取材に応じるビートたけしさん
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トークバトル番組「ビートたけしのガチバトル」の収録後に取材に応じるビートたけしさん

 タレントのビートたけしさん(63)が司会を務めるトークバトル番組「ビートたけしのガチバトル」(MBS・TBS系)が29日午後9時から放送される。日中関係、死刑制度、検察問題の三つのテーマでゲスト同士のトークバトルを仕切ったたけしさんは、収録後に取材に応じ、「(ゲストに)元○○のっていう、すれすれの人が出てくるのが面白い。当事者だと困るんだよ。内部事情に詳しい事情通の会話」と自身が出演する情報番組「情報7days ニュースキャスター」のコーナーに登場する「事情通」にたとえてアピールしていた。

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 「ガチバトル」は今年日本を揺るがせた問題を取り上げ、対立する意見を持つゲストがトークバトルを繰り広げる番組。今回は、たけしさんが興味を持っているという日中関係、死刑制度、検察問題を取り上げた。元航空幕僚長の田母神俊雄さん、元名古屋高等検察庁検事長の宗像紀夫さん、自民党の平沢勝栄衆議院議員、亀井静香国民新党代表、福島瑞穂社民党党首、ジャーナリストの大谷昭宏さん、政治評論家の三宅久之さんらが各テーマで登場し、激論を戦わせる。

 たけしさんは、同番組を「知的バラエティーショー」と表現し、自身の立場を「レフェリーと同じ。えこひいきしないから」と説明。最も関心があったという死刑問題について「今回ぐらい白熱してやったことはないんじゃないかな」と話すなど手応えを感じているようで、「人権とかそういう問題と社会、国の問題、国際関係はまるっきり違う話で矛盾だらけ。三つ(のテーマ)は個別の話のようで全部リンクしている感じがする。並べたら面白かったね」と満足げだった。

 一方で「どっちかが言い負かされたらいいなと思ってやってる。強い方がぼこぼこにやられた方が面白いんだよ」といい、「(バトルの)設定は社会の問題なんだけど、途中から(ゲスト同士の)感情論になってきたりする。所詮(しょせん)人間だからつまらないところをつつかれて(ゲストが)むっとするところも面白いな」と独自の楽しみ方も語っていた。

 番組は29日午後9時~同11時8分。トークバトルを見守るタレントゲストとして落語家の林家正蔵さん、女優の宮崎美子さん、スポーツジャーナリストの中西哲夫さん、タレントの八田亜矢子さんが出演する。(毎日新聞デジタル)

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