地上デジタル放送（地デジ）への完全移行（7月24日）まで残り半年となった24日、「地デジ推進大使」を務めるアイドルグループ「SMAP」の草なぎ剛さんが、東京都内で行われた「完全デジタル化最終行動計画」記者発表会に登場した。草なぎさんは「あと半年。地デジが見られなくなる方が一人もいないように、7月24日まで全力を尽くして頑張りますので、みなさんもお力添え、よろしくお願いします！」と完全デジタル化への協力を呼びかけた。

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　各局からは、中村仁美（フジテレビ）、鈴木奈穂子（NHK）、馬場典子（日本テレビ）、竹内香苗（TBS）、上宮菜々子（テレビ朝日）、森本智子（テレビ東京）の各アナウンサーが出席。草なぎさんは「5年前にお仕事をさせてもらったときは普及率15％で、地デジという言葉も耳慣れない感じだったんですが、今は普及率が90％。ぼくらが少しでも力になっているのかな。地デジに移行された方には心から感謝しています」と振り返った。

　発表会には、平岡秀夫副総務相、福地茂雄・NHK会長、広瀬道貞・日本民間放送連盟会長らをはじめ、「地デジ応援隊」の脳科学者の茂木健一郎さん、俳優の高橋英樹さん、タレントの萩本欽一さん、歌手の北島三郎さんらも出席。平岡副総務相は「これからが正念場。残りの数をしっかり把握、対策して、7月24日にすべての国民のみなさんが地上波デジタル放送を楽しめる状況を作っていきたい」と決意を述べた。

　「完全デジタル化最終行動計画」は、アナログ放送停止まで残り半年となり、「地デジが視聴できない世帯」の状況を把握し、当該世帯を減らすため、政府、自治体、放送事業者など関係者が一丸となって、混乱なく円滑に完全デジタル化を達成するために策定。政府は、低所得世帯に地デジチューナーを無償で提供する支援拡充策や、高齢者に対する最終サポート体制の整備などに取り組んでおり、NHKや民放各局も、放送を通じたデジタル化の周知活動を強化するなどの対策を実施する。（毎日新聞デジタル）