俳優の中村蒼さん(19)主演の映画「行け!男子高校演劇部」が今夏に公開されることが30日、明らかになった。中村さんはすでに映画の出演作が11年に4本公開されることが発表されており、この作品で5作目となる。
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「行け!男子高校演劇部」は、俳優として劇場版「TRICK」やフジテレビ系ドラマ「医龍」などに出演した池田鉄洋さん(40)が初めて映画の脚本を手がけ、「ハンサム★スーツ」「高校デビュー」の英勉監督によるコメディー作品。中村さん演じる高校生の小笠原元気は友達のカジ(池松壮亮さん)と女の子にモテる部活を探していたが、一目ぼれを機に廃部寸前の演劇部に入部するはめになる。あっという間に部長になった小笠原の努力で、なんとか廃部を免れた部員たちは、地区大会に向けて「エンゲキ、ダイスキー!」と叫びながらけいこに励み、いよいよ当日、前代未聞の舞台の幕が上がり……というストーリー。
中村さんは、これまで映画「BECK」「大奥」「パラノーマル・アクティビティ」など人気作に出演しており、11年もすでに主演で「サビ男サビ女」(公開中)、「ほしのふるまち」(今春公開)、「キミとボク」(5月公開)の3作品と、妻夫木聡さんと松山ケンイチさんが主演する「マイ・バック・ページ」(5月28日公開)にも出演する。
中村さんは、池田さんの脚本について「こんなに振り切ったコメディーはめずらしいなと思いました」と話し、コメディーに初挑戦で「コメディーは苦手分野だったのでこの役をやる自分が想像できなかった。僕にとってかなりの挑戦だったのでプレッシャーを感じました。でも撮影に入る前に読み合わせをしたときに『いけるかも』と思いました。あまり笑いを狙い過ぎないようにしました」とコメディー演技に手応えを感じた様子。映画について「男子校の話だからといって、いやらしいシーンなどは一つもなく、男女問わず楽しめます。見たらハッピーな気持ちになれる作品になっています。大いに笑ってもらえたらうれしいです」とアピールしている。
脚本を担当し、顧問の先生役で出演もしている池田さんは演劇部員を演じた6人について「皆さん、バカでチャーミング。完璧ですよね」と太鼓判を押している。映画は今夏、ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区)、シネ・リーブル池袋(東京都豊島区)ほか全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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