吉川晃司：「そういう年になったのかな」鈴木杏樹と夫婦役に　「ワラライフ！！」初日舞台あいさつ

　若手お笑いコンビ「しずる」の村上純さんが主演した映画「ワラライフ！！」（木村祐一監督）の初日舞台あいさつが29日、シネマート新宿（東京都新宿区）で行われ、村上さん演じる修一の父親役を演じた吉川晃司さん（45）が、鈴木杏樹さん（41）との夫婦役に、「そういう年になったのかな」としみじみと語った。子どもたちのいる現場では「彼女（鈴木さん）が子どものモチベーションを下げないように頑張ってくれました。俺はどうしていいか分からなくて『うるせえ！』って言いそうになった」と話したが、鈴木さんに「吉川さん、優しいですよ」とフォローされると、「そうですか？　優しいって……」としきりに照れていた。

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　映画は、お笑い芸人や俳優でもあり、09年には「ニセ札」で映画監督デビューも果たした“キム兄”の2作目の監督作。東京で独り暮らしをしている古川修一（村上さん）が、彼女・まり（香椎由宇さん）との結婚に向け、新しい部屋を探していた。それに合わせて両親が引っ越すことをすっかり忘れていた修一だったが、荷物が運び出されていく実家をながめながら、明るくにぎやかだった日々を思い起こす。そんな中、不動産屋を訪れた修一は、疎遠になっていた幼なじみと再会する……というストーリー。

　吉川さんは撮影について、真冬に行われた海水浴のシーンを振り返り、「楽しかったですよ。寒かったけどね。（出演している）われわれは1枚、お母さんはワンピース、子どもは水着、監督はふわっふわのダウンジャケットを着ていましたけど」とちらっと嫌みをいい、木村監督を苦笑いさせていた。映画は29日から全国で公開中。（毎日新聞デジタル）