注目ドラマ紹介:「遺恨あり」 藤原竜也が“最後のあだ討ち”役

スペシャルドラマ「遺恨あり」の制作会見に登場した(左から)小澤征悦さん、北大路欣也さん、藤原竜也さん、吉岡秀隆さん
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スペシャルドラマ「遺恨あり」の制作会見に登場した(左から)小澤征悦さん、北大路欣也さん、藤原竜也さん、吉岡秀隆さん

 俳優の藤原竜也さん主演のスペシャルドラマ「遺恨あり 明治十三年 最後の仇討」(テレビ朝日系)が26日午後9時から放送される。藤原さんは、明治13(1880)年に“最後のあだ討ち”を果たす青年・六郎をストイックに演じる。法治国家を目指す明治政府による「仇討(あだうち)禁止令」の発布から7年後、六郎が振るった刃は、武士の美徳か、単なる殺人か……実話を基に描いた、“生きる意味”を問う感動の骨太ドラマだ。

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 「遺恨あり」は、作家・吉村昭さんの「敵討」(新潮文庫)収録の「最後の仇討」が原作。明治に改元される直前の慶応4(1868)年、九州の小藩・秋月藩の上士の息子だった主人公・臼井六郎(藤原さん)は、国家老・吉田(石橋蓮司さん)にそそのかされた攘夷(じょうい)派の集団に両親を惨殺され、少年の身ながらあだ討ちを決意する。六郎は下手人の一瀬直久(小澤征悦さん)らを討つべく、流浪生活の中で敵を捜し求めるが、やがて新政府は「仇討禁止令」を発布して……という物語。

 六郎を支え続けた下女・なか役を松下奈緒さん、六郎を裁く判事・中江正嗣役を吉岡秀隆さんが演じるほか、幕末の剣豪・山岡鉄舟役に北大路欣也さんを起用するなど豪華キャストが結集。ほかにも、一瀬の妻を戸田菜穂さん、鉄舟の妻を松原智恵子さん、その娘を芦名星さんが演じ、平泉成さん、田口浩正さん、相島一之さんらも出演する。

 放送は26日午後9時~同11時21分。(毎日新聞デジタル)

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