英作家、C.S.ルイスさんの児童文学を映画化した人気シリーズの最新作「ナルニア国物語 第3章 アスラン王と魔法の島」(マイケル・アプテッド監督)の日本語吹き替え版で、第1作から引き続き「白い魔女」を担当する女優の大地真央さんと、前作で演じた「カスピアン王子」が成長した「カスピアン王」を担当する歌舞伎俳優の尾上菊之助さん、新登場の「青い星の妖精リリアンディル」を担当する歌手のはいだしょうこさんの3人がこのほど、インタビューに応じた。3人にアフレコの難しさや同シリーズの魅力を聞いた。(毎日新聞デジタル)
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−−アフレコとお芝居との違いは?
大地さん 日本語と英語では文字数が違います。その(日本語の少ない文字数の)中に翻訳の方が感情も全部入れ込む。せりふを日本語に置き換えた場合に感情がより伝わるようにするところが難しさであり、また楽しさでもあるのかなと思います。
菊之助さん 舞台と違い、声だけの演技は難しいです。アフレコは独特の緊張感がありますし、せりふの対象が大勢なのか、相手との距離も含めて表現する。(実際の)対象物はマイクなので苦労しました。
はいださん 本当に何もかも難しい。(映像とせりふの)タイミングを合わせるのも難しいですし、タイミングも気にしながら役にも入り込んでいかなければならないし、難しかったですね。
−−演じているキャラクターならではの、工夫した点は?
大地さん 私は白い魔女なので、ちょっと摩訶(まか)不思議な感じが出せればいいなと思ってまして。第1章では、優しいのかなって思っていたら怖い感じがワッと出る感じ。今回は本質的には怖いんですけど、それよりも何か誘惑するような、逆に優しさが怖いみたいな。そのへんがポイントでしたね。
菊之助さん 今回は王子じゃなくて、王ということで、落ち着いた感じ、風格を出すために、なるべくゆっくりとした感じで話しました。口(の動き)を英語に合わせようとすると、どうしても早口になってしまうんですよね。
はいださん 私は星の妖精で、光っていて美しくて、という役なので、出てきただけで見ている人が吸い込まれていくような、好きになってしまうような雰囲気を出すのが難しかった。焦って早口になったり、最後までせりふをきちんと言い切れないことがあって、おおらかな魅力ある女性を演じるのが難しかったです。
−−今回初出演のはいださんの印象は?
大地さん この可愛らしいお声が役柄にぴったりなんじゃないかと思いました。出来上がりが楽しみ。いい意味で浮世離れしている感じが妖精にぴったりなんじゃないかなと想像します。
菊之助さん 今日初めてお会いしたんですが、持ってらしゃる雰囲気が独特ですよね。星からいらしたんですかっていう(一同笑い)。本編が楽しみです。
−−「ナルニア国物語」の魅力はどこにあると思いますか?
菊之助さん 子どもたちがナルニアの人たちと出会って冒険し、いろんな経験を通して成長していく。そういうところに魅力を感じますね。
はいださん 私自身、初めて見たときからナルニアの国に引き込まれて、自分自身が冒険している気持ちになりました。見ているお客さんも、いつの間にかナルニアの国に入り込んで、愛や戦う勇気が知らない間に体にしみ込んでくるところが魅力じゃないかなあと思います。
大地さん これぞファンタジーっていう感じです。どんどん面白くなって、本当にナルニア国物語はすごいと思います。
*……シリーズ3作目「アスラン王と魔法の島」は、ナルニアの海とそこに浮かぶ島々が舞台。いとこのユースチスとともに絵の中に吸い込まれたエドマンドとルーシーの兄妹は、帆船に乗って大海原へと旅に出る。ナルニアは、白い魔女よりも邪悪で謎めいた「霧」によって、光を奪われるという脅威にさらされていた。心に潜む恐れを実体化する霧の魔力に打ち勝つため、彼らは自分自身の弱さと闘い、真の勇気を試される……というストーリー。シリーズ初の3D版で、2月25日公開。
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