落語家の立川志の輔さん（57）が2日、自身が司会を務め、16日に放送700回を迎える生活情報番組「ためしてガッテン」（NHK）の会見に登場。志の輔さんは700回の感想を求められると「大げさな」と笑い、健康をテーマにした番組の影響で「タバコをやめて5カ月になりました。そしたら7キロ太りました。計るだけダイエットを始めまして50グラムに一喜一憂する生活。禁煙が成功するかダイエットが成功するか……」と話して笑いを誘った。

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　「ためしてガッテン」は95年から放送。生活の疑問点を最先端の科学とユニークな実験で試し、合点がいくまで調査する。3年目から小野文惠アナが司会を務めている。

　志の輔さんは「はじめたころは40歳でした。その時はほとんど自分のことではなかったんですが、10年あたりからすべてが自分のことになりました。今も腰痛にさいなまれていて（放送された）腰痛の回を家で見ています」と苦笑いで明かした。印象的な回を聞かれた志の輔さんは「（最近では）痔（ぢ）ですかね」と回答。放送時間帯に配慮して最初はそのテーマを「どうなのか」と思っていたというがスタッフの説得で納得。番組で「小野アナの説明を聞いていたら『オレも痔なんだ』と思ったのが印象的でした」と振り返った。

　また「ゴマが体にいいと思っていろんなところでたくさんかけていたのに、（番組の検証で）そんなに効果がないと……。人間知らなくてもいいこともあるんだなと思いました」と話して爆笑を誘い、新たにテーマにしたいことについて、ボーリングの玉を曲げる方法などを検証した回を振り返り「今はまっているゴルフで同じようにやりたいのに、家族性がないといって採用されない。どうして芝を刈ってしまうのかをやってほしいんです！」と熱弁していた。会見には小野アナも登場した。

　総合テレビで毎週水曜午後8時に放送。16日の放送では「体温を上げると健康になる」という情報を検証する。（毎日新聞デジタル）