唐沢寿明:日中韓合作ドラマ「STRANGERS6」 3カ国のスターが「いい作品を作ろう」と約束

日中韓初の3カ国合作ドラマ「STRANGERS6」の会見に登場した唐沢寿明さん(左)と黄川田将也さん
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日中韓初の3カ国合作ドラマ「STRANGERS6」の会見に登場した唐沢寿明さん(左)と黄川田将也さん

 フジテレビとWOWOW、インデックスは3日、中国と韓国と共同で制作する連続ドラマ「STRANGERS6」の制作発表会見をソウル市内で開き、出演する俳優の唐沢寿明さん(47)が「アンニョンハセオ」と韓国語であいさつした後、「今回、素晴らしいキャストの皆さんと出会うことができ、幸せな気持ちでいます。昨夜全員で食事をして共に尊敬し合い、いい作品を作りましょうと約束をしました」と決意を語った。

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 ドラマ「STRANGERS6」は、日中韓から集められた男女6人の国際機関の活躍を地震にからめて描くアクションで、各国を代表する俳優が参加する。日本からは唐沢さんのほか、黄川田将也さん(30)、韓国からオ・ジホさん(34)、ハン・チェヨンさん(30)、中国からトウ・ソンイエンさん(36)、チャン・ペンペンさんら主要なキャストが会見に出席した。今月から撮影を開始、今秋から順次各国で放送する。日本ではWOWOWが10月に初放送する。演出は日本から北村龍平さん、中国からマー・ヂンさんが担当する。

 主な出演者の中で最年長の唐沢さんは、「演技経験豊かなので、他の出演者に何をアドバイスするか?」と聞かれ、「僕が年を取っているだけという話。若かろうとなんだろうと同じスタンスで頑張っていきたい。心配なのはこいつだけです」と黄川田さんを名指しすると、黄川田さんは「精いっぱい頑張るだけです」とたじたじになっていた。また「日本を代表するイケメン」と紹介された黄川田さんは「僕はイケメンではありません(笑い)。この作品に参加することは僕が日本人としてアピールできる大きなチャンス。皆さんとともに戦っていきたい」と話した。

 韓国のオさんは1年ぶりのドラマ出演で「私にとって挑戦的な作品。各国の監督とともに作品を作ることに意義を感じた」と話していた。また、中国のトウさんは「ハリウッドにアジアのパワーを見せつけたい。3カ国の特徴を発揮すれば十分できると思う」と挑戦を楽しみにしていた。

 ストーリーは、ある日、中国、韓国、日本の各国上層部からの指示により、6人の国際機関プロフェッショナル「STRANGERS6」が招集される。彼らの第一の任務は三国経済共同区域存続のためにあらゆるトラブルに対処し、機密漏洩(ろうえい)を防ぎ、妨害工作をたくらむ組織から共同区域の住民を守ること。三国経済共同区域の本当の存在理由とは? 「STRANGERS6」の本当の役割とは? 3カ国から選ばれた6人の男女が、私情を超え、国籍を超え、力を合わせアジアの人々を守るために、命をかけた戦いが始まる。

 これまで日中、日韓など2カ国でのドラマの共同制作はあったが、日中韓3カ国による共同制作は初の試み。各国のノウハウを生かし、アジアだけでなく、世界市場で通用するコンテンツ作りを目指す。インデックスはこのドラマの制作管理や事業運営を行うことを目的にSTRANGERS6合同会社を日本国内に設立した。

 「STRANGERS6」は米国の人気ドラマシリーズのようなスケール感で制作を進め、アジアのみならず、世界の市場を開発の段階から視野に入れ、海外でも通用するコンテンツとして制作し、新たなビジネスモデルを目指す。(毎日新聞デジタル)

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